2017年11月30日

201611it イタリア・シチリア旅 5日目その3「ライブラリアンって万国共通でこういう笑顔するんだよな」


 タオルミーナの街をぶら歩きしていたときのことです。
 四月九日広場という街一番の見晴らしポイントで、脇にふと目をやると、雰囲気のよろしい建物に「Library」と書いてあるわけです。

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 まあ、行くよね、っていう(笑)。蟻が蜜を求めるように吸い寄せられて入っていくわけです。
 いや、たとえLibraryと書いてあっても、例えば教会や個人のプライベートな文書置き場だったりする可能性もなくはないんでしょうけど、掲示の貼り紙になんとなく「パブリック」を示す、示すっていうかそう連想させるような、まあそれっぽいイタリア語が書いてあったので、とりあえずダメもとで入ってみる感じです。

 というわけで、図書館探訪・タオルミーナ図書館編です。
 以下、屋内の写真はありません、なんとなく自粛しました。
 なので、以下は文章だけで。

 個人事務所のような狭い廊下と事務スペース+書架スペース、まあ、公民館の図書室的なのをイメージさせるたたずまいで、まずわかるのが、客がいない。利用者らしき利用者の姿がない。なんか、若者がケータイでしゃべってるだけみたいな感じ。書架も古ぼけたスチール製の、どっかからもらってきて適当に作りつけたような雑な感じで、サビやホコリで汚れてる。
 その書架に置いてある資料はというと。40-50年前のリゾート客が旅の退屈をなぐさめるために回し読みしてただけのような、ちゃちなペーパーバックの古ぼけたのとか。とってつけたかのように置いてある百科事典の類とか。それっぽいタイトルをなんとなく揃えた感のある古い年代の製本雑誌がいくばくかとか。そういったのが雑然と積まれ並んでるという。
 そこまでなら、わかる。わかるっていうか、よくある、ケアされてない図書館。

 そのちゃちなペーパーバックや古い百科事典と同じ書架に、きわめて雑然とした扱いで。
 前近代のヴェラム装の古洋書が、大量に、かつ粗雑に、ぼてぼてっと配架されているっていう。

 ・・・いやいやいや、ちょっと待て、とさすがに思うわけです。
 これ、うちとこの図書館だったら、丁重に貴重書指定した挙げ句、施錠&温湿度管理した書架に鎮座在してるような代物ですよと。

 ここで確認ですが、このタオルミーナという街、シチリア島随一の海辺のリゾート地で、ぎらぎらとした太陽の光が降り注ぎ、潮風が常に吹き付けていて、ただいま11月下旬で日中の外気湿度が75%(町の中に天気表示板があった)あるわけです。開架書架兼閲覧スペースは海側にあって、つまりその窓を開けると↓こう、ていう。

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 うん、読書環境なら最高かもしれませんが、資料保存的にはえらいこっちゃ。
 そんな環境下の、旅のアジア人がふらりと入ってこれるような、若者がケータイでくっちゃべってるような開架スペースに、特にケアされるわけでもなく、サビやホコリも特になんてことなく、二束三文なペーパーバック類と同列に配架されるわけですよね。配架っていうか、放置ですよね。
 レプリカか近年物ですか? いや、そうじゃないですよね。だって、そこの簡易展示ケースにもぼてっと洋古書1冊置いてあって、脇にポストイットがペッと貼ってあって、そこには1700年代の数字だけがさらっと書いてある。しかもそのケース、燦々とした窓際だし。

 これがイタリアか、と。
 この、1700年代のヴェラム装? それが何か? 的な余裕かまされてる感。
 これがイタリアか、と、それ以上の他意もそれ以下の他意もいっさい含まず、ただただ、これがイタリアか、という感想。

 いやまあ日本でも個人蔵書のいくらもある和装本ならこんな扱いしてるところもあるわけなんで、え、じゃあこんな扱い方してるってことは、やっぱり公的な図書館とかではなくって、町の文庫置き場的なパターンかしら?といぶかしく、誰かに尋ねてみようと思うのですが、うん、あそこでさっきからPCに向かってデスクワークしてる女性がいるんだけど、もはや彼女が利用者なのかライブラリアンなり資料調査員なりの関係者なのかよくわかんないくらいにこの図書館の位置づけがわかんないんですけど、でもあたしがうろちょろしてるのをなんとなく気がかりな風にうかがってはるので、思いきって声をかけてみるわけです。あたしはもちろん彼女も英語不得手のために、本当にちょっとだけしかお話できませんでしたが。
 それでも、「ここはパブリックか?」ときくとはっきり「Si」と答えました。「それは、シティの、オフィシャルな、パブリック図書館なのか」と尋ねると、「Si」と。マジかと。

 後日webサイトで確認しました。
 http://www.comune.taormina.me.it/la-citt/cultura/biblioteca.aspx
 四月九日広場にある、もとは15世紀教会だったところ。確かに、市の図書館でした。18世紀のがどうかとか書いてある。そうか。マジか。マニュスクリプトやインキュナブラはも何冊かあると書いてあるんだけど、さすがにそれは別扱いだと思いたい。
 あと、事務スペースの書架にも大量の洋古書があって、EUマークの紙が貼ってあるんだけど、それは?と尋ねても「これは*****の本で」と話してくださるんだけど意味がよくわかんなかったのは残念。

 でもどれもこれも、うちとこ図書館の基準では貴重書になるじゃないですか。だからあたしも印籠を出して、じつは自分は日本から来たライブラリアンで、うちとこにもこういう感じの洋古書あるんだけど、閉架でエアコン管理してて、みたいに話してみたわけです。
 すると途端にその彼女、その表情がすうっと笑顔に変わるわけです。笑顔といっても、「そうそう、そうなんですよ」という”我が意を得たり”感の笑顔と、「そう・・・そうなんですよね・・・」という”バツが悪い”感の笑顔とが、ハーフ&ハーフになったような感じの、すごーく微妙なやつ。
 その微妙な笑顔で「Si, Si, そうなんですよね」とおっしゃる。

 その反応が、なんていうんでしょう、あ、ライブラリアンって万国共通でこういう笑顔するんだよな、って、すっごくシンパシーを感じる反応だったわけです。

 我々には、図書館として司書として資料専門家として、こうしなきゃいけない、こうすべき、こうしたい、っていうような理想型・理想像のようなものが、大なり小なりいくつもいくつもあるわけです。その理想像の蒸気雲のようなものは常に頭の上、ちょっと目線を斜めに見上げたあたりに常に浮かんでいて、そう、ほんとはそうしたいんだよ、という像に始終苛まれながら、しかし現実は哀しいかなできていない、時間が無い、金が無い、力が無い。わかっててもやりたくてもできないということへの、うしろめたさや歯痒さ、無力感、ズキズキと鈍い重しのような苦しみが後頭部あたりを常に圧迫していて、ふりはらえない。かといって、じゃあそんな自分を苛むような理想像をあきらめきれるかというと、やっぱりあきらめきれないという、その死に際のような理想の高さ、あるいは貧相なプライドのようなもの。
 それらがぐちゃっとなったのが、ライブラリアンにあのすごーく微妙な笑顔を作らせたんだな、と。
 あの感じを、この国のライブラリアンも持ってるんだな、と。

 そう思うと、「ねえ、たいへんですよねえ」くらいしか言えなかったですよね、もはや。

 本当はもうちょっと話したかったなとも思いましたが、まあこんな感じです。あんまりガツガツ話するタイプの方でもなかったというか、イタリアといってもシチリアのみなさんはシャイな人のほうが多い印象。

 ・・・ていうか、あの人がほんとにあそこの図書館のライブラリアンだったのか、ちゃんと聞いてないのですが。
 でも、あの気がかりな風にうかがってはった目線、この利用者さん何か知りたがってるかな、声かけたほうがいいのかなどうかな、的なそわそわしたあの目線もやっぱり、万国共通のライブラリアンのものじゃないかなって思うんですよね。
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201611it イタリア・シチリア旅 5日目その2「路地、迷宮、高低差というキラーコンテンツ」


 タオルミーナの街は海岸・断崖の高台にあり、メインの通り(といっても広くて新京極、狭いところは先斗町くらい)が山に沿うように延びてます。セレブなリゾート感やツーリスティックさもあるものの、思った以上にその色は強くなく、新京極や先斗町なんかよりむしろ薄い。歴史地区としての景観ももちろん、一歩路地を脇に入ればネイティブな生活感も同じくらいしっかりと根を張っていて、そのバランスが結構に心地いい。

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 しかも、イタリア・シチリアの古代・中世土地の典型としての、裏路地に次ぐ裏路地、迷宮に次ぐ迷宮、というパターン。
 さらには街の北側は高い山で、聖地としてキリストが祀られてるようなところ。その山と崖・海岸とにはさまれる中腹にこの街は延びているので、↓こういう高低差散歩が楽しめる路地がたくさんある、というわけですね。

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 路地、迷宮、高低差というキラーコンテンツ。
 うん、誰だ「魅力無い」呼ばわりしたの。教訓:人の評価は話半分。

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 ギリシャ劇場のある北東のあたりがざっくり古代ゾーン、そこからメインストリートが山に沿うように南西・中世ゾーンへ延びる。というのがごくごくおおまかな理解です。しかも、こんな小さな街でもまた、ギリシャにローマにアラブにノルマンが入れ替わり立ち替わり爪痕をのこしに来てるということらしいです。
 そのストリートを、劇場側から順に攻めます。

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 ↑コルバージャ館。中世の建物。中庭と階段が一見してかわいらしいという印象。

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 ナウマキエ、と呼ばれる古代遺跡が街中のちょっと脇に入ったところにどでんっと居座ってる。何の跡かはちゃんとはわかってないっぽい、リアルな謎遺構。しかもその真向かいの通りにこの遺跡にそっくり似せたデザインのテラスハウスがあって、「レジデンス・ナウマキエ」っていう名前だったのちょっと笑っちゃった。

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 通りから南・海側へ延びる路地に入ってみると、下り坂になっていて、あれよあれよといううちに海側にばっと開けた場所に出たりします。絶景と生活感の合間。海岸沿いを走る国鉄の列車の音も聞こえる、絶妙の空間。
 ぶら歩き甲斐があるねえ。

 で、街の中心的広場・四月九日広場に出ると、遠慮会釈の無い堂々たる見晴らし。

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 海もそうですが、逆サイドは山がそびえ、広場には教会や時計塔と、そりゃ人気出るだろうというような景観の配置ですね。
 さて、そんな景観や見晴らしをさっと吹き飛ばすような出逢いがここであったんですが、それはまた別途あらためて。

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 ↑武骨なかわいらしいのあり、リズム感あるのあり、詳しくはわかんないけど、とにかくいろんな建築様式がわいわいと好き勝手に同居してるなという印象で、めまぐるしくも見本市みたいになってます。

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 ↑この建物なんか、何時代の何文化にもとづいて誰が何の意図でデザインしたのか、わりと知りたい。

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 ↑この街のカテドラル。

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 ↑ここがメインストリートが延びた行き着く先のカターニア門。

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 その行き着いたあたりにあった、↑サント・ステファノ館。一見してイケメンだな!という印象なのは、やはり異文化が混じってイケメンになる法則のなせるわざなんでしょうか。物の本によれば、アラブだノルマンだゴシックだビザンツだと言ってて、そのマルチルーツさがいいですね。なお、結婚の儀式を行うなどの用途で活用されている模様。

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 とにかく裏路地に次ぐ裏路地で、建物のバリエーションに富み、かつ観光仕様で荒れてもいないので、歩いて過ごすのシチリアで一番吉じゃないかなと思たです。

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 ただ、そう思うのは自分が観光客だからでもあって、たとえば↑この西の端にあるサラセン門なんかは、路地迷宮の奥、イスラムがバスだった時代の歴史的なごりなんだけど、民家のすぐ近くにあり、下手に写真を撮ろうとするとどうしてもその民家の中でだらっと過ごしてる住民の人の姿や家の中の様子が映ってしまうし、あたしがうろちょろしてるとすうっと身を隠すように奥に行ったりしはるので、こういう、京都でも外つ国でもの似たようなことはいくらもあるなあ、と思うわけです。
 ぶら歩きは、歩く側ののんきでフリーな論理だけでは成り立たないはずのものだ、という再認識。

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 ともあれ、歩き疲れて大汗かいた末に、こんなグラニータ(シャーベット、レモンが酸い)をいただいてます。酸い過ぎて喉を痛めかねない。

 バスの時間もあるために滞在はこのくらいですが、次はもうちょっと落ち着いて、山上や崖下のあちこちもちゃんと見たいし、夜の表情ものぞきたいですよね。
 うん、マジで誰だ、見所ないとかデマ言ったの。
posted by egamiday3 at 00:37| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

201611it イタリア・シチリア旅 5日目その1「なかなか文脈の多い土地環境に囲まれたギリシャ劇場」


 5日目朝です。
 朝食前に旅行事務をしてました。ていうか朝早く7時にもならないうちから外出して、駅だのバスターミナルだのまで情報収集に出かけたりするわけですよ。
 結果、金曜の夜行列車も予約し、今夜のシラクサの宿も予約し、そして今日は高速バスでちょっと北にあるタオルミーナの街へ行ってみることにしました。

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 なんせ今日はどうやら天気がいい、すっかり晴れ渡っていて、駅まで行ったら遠くにエトナ富士が見えました。
 朝食をいただいて、宿をチェックアウトしたうえに、大荷物を宿のおくさんに預かってもらって、バスターミナルへ。

 タオルミーナ行きのバス案内が、↓こう。

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 以上、これだけ。
 これだけかと。シチリア第2の都市から、シチリア随一のリゾート街に行くバスなんじゃないのかと。まず、下半分のチケット購入要領、これもまあ苦労はしましたけど、まだ英語併記なのでわからなくはない、まあまあ離れた場所にあったバス会社窓口まで行ってチケットを入手するという旅に出ます。
 ただ、この時刻の横にある何やら大事そうな赤字の情報が、イタリア語なのでわからない。スマホで訳すと「平日」「日々」と出る。ああ、だいたいわかる。
 いずれにしろ、待ってたらもうすぐ8:30ですからそのバスに乗ればタオルミーナに着くわけです。

 ・・・8:30過ぎてもバスが来ない。
 5分過ぎても10分過ぎてもバスが来ない。自分ともう2人くらいの乗客があとからきたけど、バスは来ない。かわるがわる、さっきのバス案内掲示とにらめっこしに行く。まあそういうこともあろう、言っても次のバスが9時発だから、それまでには来るんじゃないか。
 ・・・と思いきや、9時近くになっても来ない。
 ていうか9時を過ぎても、9時のバスも来ない。
 これか、と。これがイタリアか、いやシチリアかと。

 最終、9:09にバスが来ました。8:30発のバスはふわっと雲散霧消したかたちになった、謎。
 減便なのかな。そういえば、いま乗ってるこのバスに乗客は10数人くらいしかおらず、仮に8:30オンタイムでバスが来てたら待ってた客自分1人だったのも事実で、意図的に減便したとしたらまあその判断はわからなくはないです、待ってたこっちはたまったもんじゃないのですが(笑)。

 バスは街を抜けて、高速道路へ。シチリア島の東海岸の海岸通りを、北へ。
 左手、緑の平地の向こうにエトナ富士が見えてきます。

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 右手は海、タオルミーナ近くの海辺町で、ジャルディーニ・ナクソスというあたり。

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 さて、これから向かうタオルミーナとは、どういうところか。
 シチリア島の東海岸、時計で2時くらいのあたりにあるこの街は、シチリアで一番の、というよりイタリアでも有数のリゾート地です。海岸に沿ってぐんっとそびえる断崖高台の上にある街で、東には青くきらびやかなイオニア海を気持ちよく見晴らし、断崖の岩々の高低差と海辺に突き出す陸繋島の地形美を眼下に見下ろし↓、

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 そして見上げれば雄大なエトナ富士と、風光明媚とはこのこと。
 そこへ来て古代遺跡はあるし、いにしえの姿をのこした街並みはあるしという落ち着き系の観光地でもあり、ゲーテも『イタリア紀行』に書いてるくらいではあるのですが、かつ、その風光明媚さが幸か不幸か、マリンスポーツだのセレブなリゾートだの映画(『グランブルー』)の舞台だのといったチャラチャラ系の観光地でもあり、いかにもな観光店やファッション系の店が並びといった感じで、これが人によっては「いっさいの魅力も見所も無い、行く必要のない場所」みたいな身も蓋もない言われ方もするくらいのツーリスティックな場所らしいのですが、とはいえ、

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 ↑陣内先生(註:陣内秀信. 『シチリア : “南”の再発見』. 淡交社, 2002.)の解説を読んでると古代中世の街並みを愉しむにはうってつけの場所のように思えるので、まあサクッと半日エクスカーションのつもりで行ってみましょうよ、という感じなのです。
 鎌倉湘南周辺で歴史的エリアだけ高台にある、みたいな感じかしら。

 とかなんとか言ってると、バスがどんどん高台へと登っていきます。

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 シチリア島の東海岸すれすれの高台なので、北も南も東も見晴らすし、さらに東にはもっと上の高台集落があるとかで、海岸地形も高低差も存分に味わえる土地柄という、そりゃ人気出てもしょうがなかろうと。

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 ↑で、タオルミーナにインです。

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 東から順に攻める感じで、まずはギリシャ劇場に向かいます。
 東海岸ということは海のずっと向こうはギリシャなわけで、ギリシャ人がこんなところまでやってきてはあちこちに都市国家を敷き、ギリシャ様式の建築物を築き、それがまたあちらこちらにいまのこってると。で、まあなんやかんやで、ギリシャと言えば演劇であり、ギリシャ劇場があちこちにありますと。しかもこのタオルミーナのギリシャ劇場はシチリアで2番目に大きく、見た目も圧巻だというので、そうなんだ、じゃあせっかくだからひと目見ておきましょうかね、という感じでなんとなく行ってみました、ところがこちら。

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 ・・・やばい。これはやばい。

 どっしりした舞台、その時代がかった遺構。
 その舞台の背後に--つまり借景として、そう、超絶な借景--エトナ山の白い頂き、或いは青い海と白い波が寄せる浜、ぐっと延びる海岸線。
 ちょっと待って、これが劇場なんですよね、古代のギリシャ文化時代にここで劇をやってたということですよね。
 それが昼ならこの青空の下で、夜の舞台なら星空や月のもとで。
 天と地と、山と海と森と丘とに囲まれた、その視界のどまんなかに舞台があり、人がそこに立ち、神なり哲学なり宇宙なりを、言葉で語り、詩で語り、顔と姿で語る。

 ・・・劇か、と。それをこそ、劇と言うのかと。
 その劇を、やるんだったら是非観せてくれないかと。

 ああそうだ、舞台の後ろの書き割りのような煉瓦遺構はローマ時代のだから、あれはもともとなかったんだ。あの煉瓦遺構もなく、そのうしろの樹木もなく、そして遠くの街に見えるあれだけの人造物ももちろんすべてなくて、山と緑と海だけの世界だったんだ。そのどまんなかに据えられた舞台。

 こんな自然を借景にしてしまうと、おそらく舞台上の人間はどれほどかちっぽけに見えることだろう。
 でありながら、その人間によって語られる言葉はどれほどか壮大なことだろう。

 と、思うんです。
 そう、こうやって現地に来て身を置くと、2次元の文献からだけではイメージできないことが、わかります。
 いま、ここでしかわからないことって、やっぱりあるんだな、と思います。

 ていうかね、あのエトナ富士がめちゃめちゃ高いんですよ、エトナさん雲の中に隠れてるのかな〜とか思ってたら、実はその雲のさらに上に出てたっていう。

 いや、これはね、ダメですよ、立ち去れない。このままここから立ち去れなくなって、この劇場のぬしになってしまう。西部講堂のロッテさんみたいになる(註:省略)。
 というわけで、この旅一番の立ち去り難スポットに認定されました。結果、都合1時間ここに居座ってました、それでも依然立ち去る気配がないから自分ヤバいなと思った。再訪したくたって、ここまでくるのまあまあ大変ですよマジで。

 というわけで、完全にノックアウトされた感ですが。
 参考までにまず建築の写真。

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 しかもこの劇場、現役で芝居とかコンサートとかに使われてるらしいんですよ。なんだそれ、来るぞそれ見に。

 周囲の眺め。

 山側
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 南側
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 海側
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 北側
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 北側、つまり劇場の背後の海の、向こうにはイタリア本土がうっすら見えてます。
 そう、実はそういう位置関係でもあると。なんというか、なかなか文脈の多い土地環境に囲まれた劇場なんだな、と思いますね。

 というわけで、最終的には歯を食いしばりながら、必死の形相で立ち去りました。”ぬし”化は回避された。
 ところで、あたしが来た時から帰る時まで、ほぼ同じ場所にずっと座って、長く寝そべったり本をめくったりしてるようなイタリア人の紳士がいらしたんですよ。
 うん、たぶんあれが”ぬし”。
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2017年11月22日

201611it イタリア・シチリア旅 4日目その3「初めての街でストライクに呑み食いするのは本当に難しい」


 4日目の夜から5日目の朝食まで、主に食レポになります。

 カターニアに戻ってきたegamidayさん、中央駅近くの宿に向かいますが、この中央駅前がパレルモに増して荒らっぽい感じ。手持ちぶさたさんやがらの悪い大声の輩も多いし、駅前なんか車が遠慮無しにびゅんびゅん通ってるのを、信号の無い横断歩道をえいやっと渡らないといけない、なにこの都市設計、ていう。考えてみればヨーロッパの駅なんかおおかたは街の外れ部分なわけで、荒れててもしゃあないのかなという。
 実際、宿周りも薄暗く、宿から新市街あたりへ歩くのも荒っぽいか薄暗いかで若干不安で、でも、真ん中あたりの新市街や歴史地区あたりまで出ればきれいで人出も多く安心できる、という感じです。ただそうなると今度は駅とのアクセスが不便になっちゃう。カターニアはシチリア東岸地域のあちこちの観光どころに行くための拠点としてはすごく吉な位置取りだと思うんですけど、そのへんが若干惜しいなと。

 今朝ほど予約した宿のほうはまったく申し分なく、ご主人っぽいおじいさんがなんかずいぶんと気さくで、相談すると、観光地図にペン書きであれこれと食事処のおすすめを教えてくださる。ここはシーフードが美味くて家族連れでよく行くんだとか。特に、宿からすぐ近くにあるというワインバー、壁一面にボトルワインが並んでるとかいうパンフも渡されて、これはなかなか”捗る”な、という感じです。
 パレルモの宿のオーナーさんもそうでしたけど、こうやって街の勘どころを教えてくれる土地の人って、ほんとに旅が捗ってありがたいなあ、と思いますね。余談ですが、旅先の情報収集を助ける図書館、もあらまほしいと言えばあらまほしいのですが、やっぱりこういうときって”パーソナルな評価で色付け・フィルタリングされた”情報(ていうか”談話”)のほうが、なんとなくありがたかったりします。

 というわけで、宵のカターニアを歩いてみます。

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 まちがいなく、バロックですね、ていう。
 カターニアもそうなんですが、シチリアの南東あたりの街というのは、17世紀後半あたりにでっかい火山噴火やでっかい地震に遭い、そこから街を再建しようとしたところがちょうどバロック全盛期だったので、とにかく街がバロックにつぐバロックというデザインになっている、ということらしいです。ドゥオモ広場なんか、あれ、ここベルギーだっけ?みたいな装いになってる。

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 夜目遠目なんとやらと言いますが、街並みも夜の灯りの下ではずいぶん艶っぽく見えますね、正直、昼間の同じ場所の写真よりもぜんぜんこっちのほうがいいです。
 あと、存外に高低差があって、まあ、歩くのしんどいと言えばしんどい街だなと。

 歩き疲れたときの定番ということで、ドゥオモにお邪魔して座り込み、ミサを聴きながら明日明後日の行程を練ったりして、時間をつぶしてます。
 なぜにわざわざ時間をつぶしたりなんかしてるかというと、行くつもりのレストランが開店するのを待ってるのです。シチリア、ていうかイタリアが、でしょうか、レストランが開店するのが7時なんか極めて早いほうで、8時からとかふつーにあるらしく、なっかなか開店してくれなくて待つしかないという状態がわりとあります。

 というわけで、夕食です。
 オーナーに教わった「ピカソ」というお店。
 https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187888-d2259417-Reviews-Vineria_Picasso-Catania_Province_of_Catania_Sicily.html

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 シーフードのフリットのミックス。揚げもの久しぶり!で身体が喜んでる。
 エビがぷりぷりで美味い。カタクチイワシが生臭くなくて美味い、何この土地、イワシをイワシ臭くなく味わえる土地柄ってだけで星満天じゃないか。あとゲソ、ゲソが美味いのなんか当たり前じゃないか、ちくしょう。
 これを途中でオリーブオイルやバルサミコ酢を投入して味を変えつつ味わっていくんだけど、うん、美味いんだけど、なんせ皿いっぱいで腹いっぱいなんですよ、イタリア料理さんはこのあたりが解決できればなあという感じ。

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 パスタ。メニュー見たら「ピスタチオのパスタ」っていうから、えっ、と思って反応でオーダーしたという。
 パスタは手打ちのタリアテッレ。ソースがピスタチオとマッシュルーム。ソースのピスタチオは、もっとペーストにしてあるのかなと思ったら存外に豆豆しく、クラッシュした豆のつぶつぶが邪魔にならないしかつ存在消えないしのちょうどいい大きさで、食べてて”楽しい”という感じ。ただ、味は、甘くもなく塩っぱくもなく、豆の味本来だなあ、という感じ。ベースのおダシ的なのがなんなのかがわかんなかった。
 で、それなりに堪能したなと思ってたんですが、あとから来たお客の様子を観察したところ、どうやらシチリア野菜の前菜をビュッフェ形式でいただけるメニューがあったらしく、そういうシステムをちゃんとわかってなくてこれは大いにしくじったと言わなければならないのです。初めての街でストライクに呑み食いするのは、本当に難しいことだなあ、と思たです。

 呑みです。
 オーナーに教わった壁一面のワインバー「Il Cantiniere」というところ。
 https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187888-d1901863-Reviews-Il_Cantiniere-Catania_Province_of_Catania_Sicily.html

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 「壁一面のワイン」が”比喩表現”じゃなかった。ほんまだった。
 店内がまあまあ広く、ソファ席もテーブル席も立ち飲みに近い席もあり、真ん中には島型のカウンター、奥の方にまた別のバーみたいなところがあって、そこは生ハムとチーズのバーみたいになってるという、あかんぞこれ、みんなで呑みに来たらエンドレスで居座ってしまえるやつや。これ京都に作ってください。

 ひと晩明けて、5日目朝の朝食レポです。

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 ぱっと泊まれるくらいなホテルのビュッフェな朝食だからそうたいしたものはと、期待せずにいたのですが、ドーナツが盛ってあるのをよく見ると、ドーナツの下に敷いてある紙がしっとり濡れてる。え、まさか、と思って食べたら、ドーナツがいまここの厨房で揚げたやつだったのでびびった。確かに、奥に厨房あってがちゃがちゃ音してるなと思った。クロワッサンも新しいやつだった。
 こうなると一気にテンションが上がり黙々と集中し始めるegamiday氏。↑写真見ると、テンション上がりすぎて、なぜか食べかけの白パンが2つあるという我忘れ感。
 瓶詰めのやつなんだけどオリーブをペーストにしたのをパンにつけて食べるのがまた美味いし、名産のピスタチオをクリームにしたやつがまた甘くてコクがあって緑が鮮やかで美味いっていう、これはアルファコンテンツ行き。
 あと、オレンジとセロリをサラダにして和えたやつもこれはグッジョブと思った、あとで調べたらオレンジをサラダに使うのがシチリアの定番料理とのこと。

 おい、朝からこれかよ、ちきしょうレベル高えなシチリア、という感じです。
 美味いとそうじゃないの物差しが、逆にだんだんぼんやりしてきちゃうっていう。

posted by egamiday3 at 06:08| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月21日

201611it イタリア・シチリア旅 4日目その2「嵐電・叡電に乗ってる人の気持ちがよくわかった」


 4日目お昼前。カターニア着に続いて、エトナ山周遊鉄道に乗りにいくところです。
 シチリア島の東海岸、カターニアの北に、エトナ山という火山があります。標高が3350m、成層火山で、近くに目立った別の山もない、となると雰囲気が実に富士山そっくりというわけで、極私的に”エトナ富士”と勝手に呼ばせてもらってますが、エトナ富士が日本の富士山と一番違うのが、現役でちょくちょく噴火してるということで、実はあたしの帰国後もわりとやらかしたらしいです。
 ただ、ちょくちょく岩が飛んだり溶岩が流れたりしてるものの、付近はわりと町や集落がふつーにあってみなさん生活してるっていう、そんなスタンス。そこへ来て、このエトナ山のまわりをぐるっと鉄道が走ってまして、その集落の人たちの生活路線でもあり、あたしのような観光客のための観光路線でもあり、どっちもを兼ねる感じで走ってる、と。
 いうことらしいので、これはぜひもので乗りに行かなきゃいけませんな、と勇んで向かうわけです。

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 Catania Borgo 11:35 → 13:43 Giarre

 スタートはエトナ山の5時過ぎあたりの位置にある、海岸の街・カターニア市内のボルゴ駅。そこから時計回りにぐるっとまわって、11時くらいのところにあるランダッツオでいったん乗り換え、終点は3時前くらいの位置にあるGiarreというところまで。
 ほんとは途中の街で降りて散歩したり昼食したりがいいんでしょうけど、そこまでの便数はないし接続も悪いしで、残念ながら今回は乗るだけですが、2時間一本勝負です。

 というわけで、まずはいま着いたカターニアの中央駅から、地下鉄でボルゴ駅まで行かなくてはならないわけです。

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 ・・・これが地下鉄の駅?笑 
 めっちゃ陽が燦々としてて、海風がびゅんびゅんしてて、波がざっぱんざっぱん岸を叩いてる音がするホームから、地下鉄(註:カターニア市内全6駅)に乗ります。
 乗ってしまえば、まあ地下鉄(というか市内鉄道)なんて各国大差ない、日常的な容れ物の中にふわっと溶け込んで座ってる感じ。

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 ネットではわりと迷うみたいに書いてあったんですが、すんなりボルゴ・周遊鉄道駅に到着。切符も入手。
 時間があるので駅横のバールへ、よく考えればこれが昼食代わりになるのだなあとチョコあん入りクッキーみたいなのをいただいてたら、まだ飲んでる途中で置いてるエスプレッソのカップをしゅっと下げられ洗われてしまったので、教訓:バールでのエスプレッソなんかクイッと行くようなものですよ、と。

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 あたし、嵐電くらいのちっちゃな風情ある車両を勝手に想像してましたが、想定外に↑ごっつい新車両でしたね。

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 出発。↑あの遥か遠い雲の中に隠れてるのがエトナ富士、なんでしょうきっと。だいぶ雲隠れにしエトナ富士かなという感じですが、裾野の堂々さ加減がやはり富士山を連想させて、謎の安心感があります。

 そして同じく乗り込んだほかのお客さんを観察してると、どうも自分以外はほとんどが生活路線として使ってるお客っぽい。一応観光鉄道としての売り方もしてることはしてるみたいなのですが、実際に乗るとめっちゃ生活感。そして、ごつい車両に見せかけてまあまあののろのろ運転。
 ・・・あ、これあれだ、いま嵐電・叡電に乗ってる感じなんだ。よそから京都観光来てあれに乗ってる人の気持ちがよくわかった(笑)。

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 そしてこのへんがすこし不思議((c)F先生)なんですが、途中から急に地下鉄になるわけです、え、地下も走るんだと思ってると、地下駅に停車する。その地下駅で高校生たちが乗ってきて、しばらくすると別の駅で降りる。高校もあるのかなと思ってたら、さらに途中駅で突如として乗り込んでくる女子高生の大人数集団。4人掛けの周りを女子高生に取り囲まれてる状態で、え、学校があるのか、部活の競技場でもあるのか、ていうか平日で半ドンなのか、よくわかんない。でもまあこれも、嵐電・叡電の風景だと思えばしっくりしますね。
 車窓も、民家をすれすれに通ってるようなところ。サボテンや蜜柑が植わってるのをこするように(ていうかガシガシこすりつつ)通ってるようなところ、が多かったりします。

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 で、街中エリアからだんだん火山エリアに近づいてくる、いま時計でいう9時前あたりまでもう来てますが、こう、↑岩ゴツゴツがベースになってきます。あとサボテン。とにかくサボテン、そして枯れ木。

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 火山とは逆サイドの窓の外を見ると、標高がだいぶ高まってきてるのがわかります、ていうか眺めがすごく良い。阿蘇あたりを思い出しますね。

 そうこうしているうちに、ブロンテという途中の町に到着しました。

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 このあたりはピスタチオの産地として特に有名らしく(たくさん見えた枯れ木はピスタチオなのかな?)、そういう名産品やそういうスイーツやそういうお祭りや、地元の料理、地元の集落の町並み、ていうか窓から見る屋根や壁の色の統一感だけでいかにも、あ、この町って景観大事にしてるな、というのがわかるので、ものすごく途中下車&散歩、なんなら一泊したい気にすら駆られるのですが、いまはただ下車して去っていく高校生の後ろ姿を見送るのみ。
 こういうとき、車運転できる身だったらなとかも思いますね。ここも次の縁ある時は泊まる候補で。

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 ブロンテを出るや、急に登山列車キャラを思い出したかのように豹変する。岩ゴツゴツ&急勾配。

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 お次は、↑右へ左へと揺れる急カーブの連続。マジで落ちないかとおののく。
 かと思えば、徐行しながら汽笛ガンガン鳴らして、何かと思えば、踏切無しで道路と交わってるパターン。交通戦争かここは。

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 ランダッツオ駅着。ここまでで約半分、ここで小さくて古い別の車両に乗り換えます。ごく軽くですが雰囲気(主に昭和感)が出る。

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 ↑今度はオリーブやぶどうがやたら植わってる土地柄になります。時計でいう12時近くのあたり。

 ちなみにこのあたりまで全然エトナ富士の姿が登場してませんが、基本雲の中です、見えてません。
 多少雲も晴れて見えてきそうになったかなと思いきや、いま、時計でいう12時のあたりですから、

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 ↑思いっきり逆光、ていう。

 残念だなあと思うまもなく、次第に窓の外が街めいてくる。ていうかガンガン下がってる、だいぶ高度を下げてきてます。

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 海が見えてきました。
 下りからの見晴らし感、車両の疾走感、青い海の爽快感と、平地の緑と町並みの景観、そしてタイミング抜群の虹。
 このあたりが一番車窓が良かったなと。虹なんか2本でてましたからね。
 ここまで来ると車両内は自分と観光客らしきカップル2組だけでしたけど、みんなで車窓を堪能してました。よかったよかった。

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 Giarre(ジャーレ)駅着。こここそマジで住宅地ど真ん中だった。

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 ここから国鉄でカターニアへ戻って宿に向かいます。
 おつかれちゃん。
posted by egamiday3 at 23:37| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする