2008年08月26日
ラーニング・コモンズでダイエット大作戦!
とあるところに、「ラーニング・コモンズ」をテーマにして、原稿を依頼されたよ。
例の「日記」をごらんになって、このテーマで、書いてください、っていう。
文量は約3000字と言われてたよ。
言いたいことはその「日記」の記事の通りだし、大きくはずれることはないんだけど。
せっかく依頼していただいたんだから、例の日記に書いてないこと、書けなかったこと、盛り込み損ねたことのもろもろを、たくさん盛り込むことで、喜んでもらうようにしなきゃな、と思ったよ。
だから、「日記」の記事をベースにはしたんだけども、メモに残してたあれやこれやの情報を、ふんだんに書き加えて、注ぎ込んで、挿し込み挿し込みで、これは良い大・ラーニングコモンズ大会ですね、ていう感じに盛り上がった記事が書けた。
と思ったよ。
・・・・・・6500字。orz。
出せねえよ。
それを今度は、記事執筆にかかったのと同じくらいの時間をかけて、ひぃひぃ呻きながら、必死の思いで、たくさんの情報とエピソードを割愛し、送り仮名1字をケチる勢いで(笑)、削っていったのでしたよ。
そしてなんとか3000字程度に収まった。
と思ったよ。
・・・・・・削った結果、元の「日記」の記事と大差なくなってしまった件。OTZ。
2008年08月11日
最近読んだ本
「銃・病原菌・鉄」を読んだよ。
めちゃめちゃおもろかった。おもろかったっていうか、すごかった。なんてんだろう、こんなふうに考察を積み上げていける人って、尊敬するなあ、と思った。自分にできないので。
世界史が、ようやく、理解できるような気がした。
「サマー/タイム/トラベラー」。夏の暑さにへとへとになりそうな日に、クーラーの効いた部屋で読むのが、一番うれしい話。あと、日本の将来に失望しか抱かなくなる話。タイムトラベルは、してない。あれって、タイムトラベルって言わなくないか?
「ウェブは菩薩である」。
この”語り”の判りやすさは尋常じゃなかった。説明ではなく、”語り”。この手合いのすべての本の中で、基準点に位置づけてしまっていいと思った。巻末のおすすめブックリストの、本の紹介文なんか、プロの営業マンか!?と疑うくらい見事だった。1冊残らず買ってしまいかねない勢いで、ひとつひとつ魅力を丁寧に語っていくこの巻末ブックリストを読むだけでも、買う価値あり!(回し者?)
「インフォコモンズ」。
この手合いの本の中でも、そもそも人が情報を得るとはどういうことか、というので書いてくれてるので、地に足の着いてなさのない、背中の広いお父さんのような論の進まり方だった。
結局、ネットが得意とするサイズの情報共有圏というのは、有史以来、人類が求め続けながらもなかなか得られなかったそれなんだな、というような納得の仕方をした。合ってるかどうかはしらんが。
「ぼくは落ち着きがない」。
こうでした。約20年前。自分は。今般、すべての図書委員会で、話題なことでしょう。
「カブキの日」
芝居はよいね。よい。
舞台に立つのがかなわぬなら、せめて見るだけでも。
めちゃめちゃおもろかった。おもろかったっていうか、すごかった。なんてんだろう、こんなふうに考察を積み上げていける人って、尊敬するなあ、と思った。自分にできないので。
世界史が、ようやく、理解できるような気がした。
「サマー/タイム/トラベラー」。夏の暑さにへとへとになりそうな日に、クーラーの効いた部屋で読むのが、一番うれしい話。あと、日本の将来に失望しか抱かなくなる話。タイムトラベルは、してない。あれって、タイムトラベルって言わなくないか?
「ウェブは菩薩である」。
この”語り”の判りやすさは尋常じゃなかった。説明ではなく、”語り”。この手合いのすべての本の中で、基準点に位置づけてしまっていいと思った。巻末のおすすめブックリストの、本の紹介文なんか、プロの営業マンか!?と疑うくらい見事だった。1冊残らず買ってしまいかねない勢いで、ひとつひとつ魅力を丁寧に語っていくこの巻末ブックリストを読むだけでも、買う価値あり!(回し者?)
「インフォコモンズ」。
この手合いの本の中でも、そもそも人が情報を得るとはどういうことか、というので書いてくれてるので、地に足の着いてなさのない、背中の広いお父さんのような論の進まり方だった。
結局、ネットが得意とするサイズの情報共有圏というのは、有史以来、人類が求め続けながらもなかなか得られなかったそれなんだな、というような納得の仕方をした。合ってるかどうかはしらんが。
「ぼくは落ち着きがない」。
こうでした。約20年前。自分は。今般、すべての図書委員会で、話題なことでしょう。
「カブキの日」
芝居はよいね。よい。
舞台に立つのがかなわぬなら、せめて見るだけでも。
機関リポジトリに自著論文を登録する、を経験してみる:まだかなり手前編
CiNiiの、論文レコードから、機関リポジトリ内の本文へリンクがついた。
これはヤバイ!
そのボタンの判りにくさ加減については、すでに多くの人が声をあげておられるので、もはやツッコむのも可哀相な感じになってきちゃってるのですけど、ただ、そのマイナス点を甘んじて受け入れてもなお、「CiNii→本文・直リンク」の登場はとてつもない、と、お客へのCiNii普及率が以上に高い現職場にいる我が輩としては、おののかざるを得ないのでしたよ。
これまでは「リポジトリ登録する理由が見つからない」としか思えてなくて、それはなによりめんどくさかったからであり、それに見合う旨味を感じられなかったためであり、オープンにしたいんだったらいろいろあるフリーサービスでの”こう”や、もっと言えばblogに直接”こう”で済む話なんじゃん、というのを乗り越えてくるような充分な理由に思い至らなかったためであったのだけど、「CiNii→本文・直リンク」というんであれば話はまるっきりちがうわけで、「リポジトリ登録する理由が見つからない」だったのが、この一点で一転、「リポジトリ登録”しない”理由が見つからない」状態になってしまったのでしたよ。登録することの価値が、それだけで366倍だよ。閏年なので。
なんだかんだで、じゃあ、機関リポジトリに自著論文を登録する、を、ゼロから経験してみよう、ていう。
まず、もはや京大の人でない江上は、京大さんの機関リポジトリに自著論文を登録できるのか、について。
これを当館当掛に問い合わせてみたところ、「京都大学学術情報リポジトリ運用指針」(http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/kurir/policy.pdf
)なるものを教わったよ。へー、こんなのあるんだ。(←そりゃあるだろう(笑))
そこの「(登録者)」の項に「3.リポジトリに研究・教育成果物を登録できる者・・・本学の在籍者(過去に在籍したことのある者を含む)。」とあるので、なるほど、過去の人・江上もOKなんだな、とわかるよ。
資格があるとわかったところで、登録の手続きはどんななのか。
著作権処理は自分でしないといけないのか。
実は、だいぶ以前にも「リポジトリ登録してくれ」と依頼されたことがあって、そのときは、「おたくさんは身内なんだから、著作権処理は自分でやってね」みたいなことを言われて、じゃあめんどくさいからいいや、ていう感じになったので、今回もそうだったらやめようなあ、と思ってたんだけど、それを言われなかったので、じゃあいいんだ、と、ほっと胸をなでおろしたよ。
京大さんの「コンテンツの登録について」(http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/kurir/deposit.html)という案内を見ると、「正式な手続きはまだ決まっていませんが」と書いてあって、?てなる。さらに、同じ案内ページでもHOME(http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/kurir/index.html)の下のほうにある別の「コンテンツの登録について」を見ると、今度は、「リポジトリ登録申請・許諾書[Word版]」を添付して、「メタデータ」も添えて送れ、とおっしゃるので、ちがうじゃん???てなる。
まあいずれにせよ、メールで問うた時に「登録書を付けろ」って言われてるので(←言われてるんじゃん(笑))、この登録書と、CiNiiコピペのメタデータと、本文ファイルでOKなんだろうな、と理解したよ。
では次に、どの自著論文を登録するのか。
先に「一点で一転」した通り、CiNiiさんからの直リンクにのみ価値があるというあれなので、CiNiiさんで自分の名前を検索してみたよ。
・・・・・・痛い、痛いっ!
昔の自分が、痛いっ!(笑)
この痛みに耐えねばならんのが、web2.0というやつか。(ちがう)
ていうか、こんな記事までCiNiiには収録されとんのか、というのまであって、精神的に立ち直るのにしばしかかる。
というなんやかんやがあって、ターゲットを7件にセットするよ。
で、ここから先がかなりの本番で、「そのファイルが残っとんのか」ていう問題と、「その残っとるファイルは、最終的な完成版に比べてどんだけ手前のもんなんか」ていう問題とを克服しないといけないんだけど、ていうか、理系な人とか図書館でも情報学な人は、ここをだいぶスルーして云々しはる人が多いんだけど、所詮江上は国文な人なので、たぶんここにはギリギリまで粘着するんだろうというあれなんだけど、ところで、さっきダメージからの精神的な立ち直りのためには、まだちょっとシュークリーム分なり白ワイン分なり麦焼酎分なりが足りんと見えるので、ここいらで、まて次号、ていう。
複数blogを持つ身にはよくあること
ほんまは↓のblogに投稿するつもりだった記事を、
http://hvuday.seesaa.net/
ずっとここのblogに載せ続けてたよ。
うっかりしたよ。
あと、うっかりだけでなくて、どれに投稿すべき内容か迷うことはしょっちゅう。
「イタリア文学:333」の話は、別blogのはずだった気がする。
http://hvuday.seesaa.net/
ずっとここのblogに載せ続けてたよ。
うっかりしたよ。
あと、うっかりだけでなくて、どれに投稿すべき内容か迷うことはしょっちゅう。
「イタリア文学:333」の話は、別blogのはずだった気がする。
2008年08月08日
[機関リポジトリ]ていうボタンを見て、それを押せば論文PDFが手に入るってすぐに判るお客って、いまどれくらいいるのかしら。
[機関リポジトリ]ていうボタンを見て、「それを押せば論文PDFが手に入る」ってすぐに判るお客って、いまどれくらいいるのかしら。
という件、保留。
メモ。
・図書館関係者以外、あれ、わかるのか?
・リンクは青字に下線じゃないとよくわかんない
・CiNiiのOpenURL云々はボタンしかダメ?
・そもそも、ボタンってわかんない。
・ロゴマークでボタンにしてるのは、さらにわかんない。
・がんばって絵っぽくデザインしてるロゴマークのボタンって、わざわざその上にカーソルを持ってって、手のマークに変化してくれるのを確認しないと、わかんない。最近やたら増えてるけど。
・OPACとか機関リポジトリのロゴで、図書館関係者の自分でも、理解するのに1.8秒くらいかかるのがざらにある。この時期1.8秒は大きいよ(←北京)。
・わかるボタンの例:○に右向きの三角がついてる、浮き上がってる、右上とかの定番位置にある、ロゴじゃなくてテキスト
・↑これ、問題別。
・図書館用語読み換えのサイトは閉鎖してる?
・ていうか、「ILL」どころか「参考図書」や「文献複写」だって、相手によっては言うのはばかられて、適宜言い換えてるのに。
・アマゾンの”ウィッシュリスト”問題
・アメリカのライブラリアンと話をしてて、「機関リポジトリ」て言って、説明なしに何のことかちゃんとわかってくれた人が、3割くらいだった。
・これに、DOAJJへのリンクもつけて、リンクリゾルバへのリンクもあって、NIIが持ってるPDFへのリンクもあって、そこへ[機関リポジトリ]ボタン、では、もはや何をどう押したらいいものやら(涙)。どう説明しよう。
・ていうか、1個にまとまらんのかしら。無理か。
・広報という名分vsユーザに優しい、どっち?(いや、後者だろう。譲っても、両立。)
・「本文公開サイトを見る(機関リポジトリ)」かな。もっと文言例がないかな、海外とかに。
・お客の意見が聞きたいけど、たぶん、意見聞く前に、いっぱい解説せんとあかんのだろうなあ。
メモの域を超えた(笑)。
という件、保留。
メモ。
・図書館関係者以外、あれ、わかるのか?
・リンクは青字に下線じゃないとよくわかんない
・CiNiiのOpenURL云々はボタンしかダメ?
・そもそも、ボタンってわかんない。
・ロゴマークでボタンにしてるのは、さらにわかんない。
・がんばって絵っぽくデザインしてるロゴマークのボタンって、わざわざその上にカーソルを持ってって、手のマークに変化してくれるのを確認しないと、わかんない。最近やたら増えてるけど。
・OPACとか機関リポジトリのロゴで、図書館関係者の自分でも、理解するのに1.8秒くらいかかるのがざらにある。この時期1.8秒は大きいよ(←北京)。
・わかるボタンの例:○に右向きの三角がついてる、浮き上がってる、右上とかの定番位置にある、ロゴじゃなくてテキスト
・↑これ、問題別。
・図書館用語読み換えのサイトは閉鎖してる?
・ていうか、「ILL」どころか「参考図書」や「文献複写」だって、相手によっては言うのはばかられて、適宜言い換えてるのに。
・アマゾンの”ウィッシュリスト”問題
・アメリカのライブラリアンと話をしてて、「機関リポジトリ」て言って、説明なしに何のことかちゃんとわかってくれた人が、3割くらいだった。
・これに、DOAJJへのリンクもつけて、リンクリゾルバへのリンクもあって、NIIが持ってるPDFへのリンクもあって、そこへ[機関リポジトリ]ボタン、では、もはや何をどう押したらいいものやら(涙)。どう説明しよう。
・ていうか、1個にまとまらんのかしら。無理か。
・広報という名分vsユーザに優しい、どっち?(いや、後者だろう。譲っても、両立。)
・「本文公開サイトを見る(機関リポジトリ)」かな。もっと文言例がないかな、海外とかに。
・お客の意見が聞きたいけど、たぶん、意見聞く前に、いっぱい解説せんとあかんのだろうなあ。
メモの域を超えた(笑)。
2008年08月05日
ちょっと台湾のラーニングコモンズ行ってくる
台湾大学のラーニング・コモンズの例です。動画で。
http://www.peopo.org/portal.php?op=viewPost&articleId=13761
ていうか、「ラーニング・コモンズ」よりも「学習開放空間」ていうネーミングのほうが、365倍イケてると思うよ。
科目ごとに学習指導してくれるチューターも、ちゃんといるらしいですよ。
http://www.peopo.org/portal.php?op=viewPost&articleId=13761
ていうか、「ラーニング・コモンズ」よりも「学習開放空間」ていうネーミングのほうが、365倍イケてると思うよ。
科目ごとに学習指導してくれるチューターも、ちゃんといるらしいですよ。
「スーパー司書」というニュースを聞いて切実に感じることといえば
「瓶入りのポッカレモン」とか「乾燥刻みネギ」とかみたいな、ビミョーなのを必要としてるときに、このだだっぴろい大型フロアのいったいどの棚にそれらが鎮座ましましてるのか、と。どっちに向かってその一歩を踏み出せばいいのか、と、途方にくれることって、わりとしばしばあって、そういうときにこそ、大型書店にあるような検索端末が脇にちょこんとあって、それは”お茶”の列の”紅茶”の棚にありますとか、”麺類”の列の”素麺”の棚にありますとか、教えてくれるシステムくらいあってもいいのに、と思うんだけど、そういうスーパーってあるのかしら、どうかしら。
「この本を持ってる図書館は、こんな本も持ってます」ていう
「この本を持ってる図書館は、こんな本も持ってます」ていうのは、どこかに実践例があるのかな。
あるとしても、国レベルとかになっちゃうかな。
あんま有効性ないかな。
なさそう。
でも、大なり小なり専門分野を持つ図書館、ていうくくりで(総合図書館とか中央図書館とかはのぞく)やると、有効性あるかな。
だったら、「この本を売ってる書店・古書店は、こんな本も」(ry