2018年07月31日

「この車両は、コペンハーゲン方面行きです?」@ハンブルク→コペンハーゲン?(201806euドイツ2日目その2)


「渡り鳥コース(コペンハーゲン-ハンブルク)以外にもこういうのがあるんだ。」 -- kitone
http://b.hatena.ne.jp/entry/315182277/comment/kitone

 ↑これは、2016年11月のシチリア旅行を綴った本ブログ記事(http://egamiday3.seesaa.net/article/445665328.html)に、kitoneさんがつけたブックマークコメントです。イタリア本土とシチリア島間の海峡を鉄道で渡るのに、列車をそのままフェリーに載せて運ぶ、という旅程(アトラクション)があって、大はしゃぎしながら列車がフェリーに乗り込む様子を書いたやつなんですが、kitoneさんによればコペンハーゲン−ハンブルク間にも同じアトラクションがあるという。
 へー、知らんかった。じゃあ行かねばだ。
 というのが、そもそもハンブルクがこの旅のスタート地であるひとつの理由なわけです。

 地図でいうと↓こう。

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 まず南端のハンブルクから反時計回りに、

 コペンハーゲン
 ↑鉄橋でシェラン島に上陸
 ↑ロービュ(デンマーク側の港)
 ↑フェリーでフェーマルン海峡を渡る(国境越え)
 ↑プットガルテン(ドイツ側の港)
 ハンブルク

 デンマークはドイツの北方にあり、大小いくつかの島とユトランド半島から成ります。コペンハーゲンは、ドイツから最も離れたシェラン島の路の果てよりもなお奥つ方、北東の端にあります。ハンブルク−コペンハーゲン間にはいくつかの海峡と島があり、中でも国境いにあたるフェーマルン海峡(約20km)については、列車ごとフェリーに乗り込んで渡る、ということになります。
 これを「渡り鳥」と称する、と。

 一番詳しいのは『ペーターのドイツ鉄道旅行案内』だったので、これを参照。

ペーターのドイツ鉄道旅行案内 (平凡社新書)
ペーターのドイツ鉄道旅行案内 (平凡社新書)
 
 で、せっかくなので帰りは別方向・ユトランド半島までへ渡って、陸の国境を越えてハンブルクに戻れば”ドイツ−デンマーク版大回り”。

 コペンハーゲン
 ↓(鉄橋)
 ↓オーデンセ
 ↓(鉄橋)
 ↓ユトランド半島を南下(国境越え)
 ハンブルク

 出発9時台、帰着22時過ぎ、1日でコペンハーゲンまで行って帰ってくる、ただしコペンハーゲン滞在1時間程度、ハンブルク着は最終便なので途中で遅延が出たらアウト、というなかなかチャレンジングな旅程です。
 しかも実際に予約してみると、この時期になにやら工事か何かをしているらしく、デンマーク側(ロービュ)へ渡ってからコペンハーゲンまでは代替バスになってしまうらしい。でもまあ、列車のままフェリーに乗るのに変わりないんだったら、それでもいいか、という感じでした。

 そういう、つもり、だったんです。

 とりあえず、ハンブルク中央駅です。

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 ていうかすでに駅だけで存分に堪能してます。
 まず、駅舎のでかさと鉄骨具合を堪能。
 ターミナル型の駅ではないので、やってきては出ていくという列車の流れを堪能。(これはわりといつまででも見てられる)
 ヨーロッパでも場所によってはこんなんなんだね、というアジア風味な広告景観を堪能。(これってわりと景観を破壊してる雰囲気もあり、それが一周回って見物でもあり)
 大都市中央駅を右往左往する人々の行き交いを堪能。

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 ドイツは駅内商店が充実しているとものの本にありましたが、ずっと気になってた小爪(爪の脇にできるトゲみたいの、常に悩まされる)処理のための爪切りをドラッグストアで買ったり、まったりできるカフェスペースを発見したりしてます。
 旅先でお気にのカフェが出来たら、その旅はだいたい成功です。チェーン系でも、例えばレジと別フロアがあるだけで落ち着きが桁違いにちがう。

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 この車両は、コペンハーゲン方面行きです。
 ハンブルク発09:28、EC33。
 ていうかもうこの時点で「DSB」、つまりすでにデンマークの車両に乗ってるわけですね。

 まずはハンブルクから北へ、ドイツ側国境の港にあたるプットガルテンへ向かい、この車両のままフェリーに乗り、デンマーク側のロービュ港で代替バスに乗り換える、はずです。

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 ハンブルク駅を出て20分もせずに、草原風景がひろがったりするので、これが北ドイツのあり方か...と感嘆してます。
 そりゃいつまで経ってもビル街が終わらない東京圏の風景に、海外観光客が驚くのも無理ないな、と。

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 車窓はどの国のどこを走っても、なぜでしょう、飽きることがないですね。
 草、森、草、たまに牛馬。
 茶色で統一された民家の並び。
 沿線にある菜園的なものも見えたりして、あれがドイツの「クライネガルデン」と呼ばれるものなんだろうかな、とか。19世紀以降・近代の市民による家庭菜園運動、的なのだそうです。

 で、2時間もしないうちに最初の鉄橋を渡る。

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 ドイツ側の国境港・プットガルテンは、ドイツ本土からちょっと渡った小島・フェーマルン島にあるのですが。
 その駅が近づくにつれ、車内アナウンスが流れるようになります。
 残念ながらドイツ語オンリーなのですが、注意を促すかのように繰り返し、「プットガルテン」「ロービュ」がどうのこうのと。
 
 でもまあ、とりあえずこの車両に乗ってればこのままフェリーに連れてってもらえるんでしょう、とのんきに構えていたら。

 後方で鉄道職員らしき人と別のお客との英語での会話が漏れ聞こえてくるわけです。
 「・・・・・・プットガルテンで降りる・・・」
 ん? いったん降りるの?
 「バスでシップにオンボード・・・・・・」
 
 ・・・・・・ちょっと待て、話がちがわないかそれ。

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 ・・・プットガルテンの駅で降りるの?
 線路は見た感じフェリー乗り場までぐんっと延びてる、ように見えはするのですが。

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 ・・・・・・これに乗れ、とおっしゃる。
 え、列車でフェリーに乗るっていう話はどこへ雲散霧消したんですかね(涙)。

 いまとなっては、はじめからそういう旅程だったのか、何かの事情でそう変更されたのかはわからないのですが。
 ×「列車onフェリー→代替バス」
 ○「バス→フェリー→バス」
 困ったな、これだともうただ単に”車移動”するだけの、つまんない旅になるわけなんですが。

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 しかも、アナウンスで「delay」だなんだという声が聞こえ、1時間近く待ってるものの一向にバスが動く気配がないし、隣のレーンの乗用車グループなんか、こりゃあかんわという様子で、車外に出てぶらぶらし始めてる。やばい、これハンブルクに戻る便に間に合わないんじゃないか。
 さらには、車内がボケかと思うほど暑い。この時期のドイツが例年よりかなり高温な日が続いているらしく、1時間近く待ってるものの一向に冷房が効く気配がないし、隣のレーンの乗用車グループなんか、ひゃっはーという様子で、Tシャツ脱いで半裸ではしゃぎ始めてる。狭い車内に乗客がすし詰めで、やばい、これ熱中症でるんじゃないか、さっきからリアルに気持ち悪いんですけど。

 ・・・そこまでしてコペンハーゲン行きたいか?(注:すでに2回滞在経験あり)
 というわけで、いろいろな予定外の末、このコペンハーゲン方面行き代替バスを降りることにしました。
 うん、えっとね、ちゃんと鉄道路線が復活した時にまた来ます。(注:ただしトンネルが出来るという噂あり)

 ちなみにあとで確認したところによると、この便を予約したドイツ鉄道からメールが届いていました。
 (大意)「あなたの今日の旅程はうまく行かないです。どううまく行かないかはここでは書けません、現地で注意深く行動してください」
 てめえドイツ鉄道、なんだこの「めざまし占い」みたいなふわっとした警告文、しかも発車30分前とかいう見るわけない時間に送ってきやがって、その分には捨て置かんぞ。

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 バスを降り、歩道をたどって、港から海岸へ出ます。
 ちょっとした浜辺がひろがり、防波堤があり、いろんな人がのんびりと過ごしてはります。
 生ぬるい海の風が、私の身体と心にせつなく吹きつけてきます。
 ・・・あ、あのバスを載せたフェリーが出航していきました。

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 さよなら、デンマーク。
 さよなら、コペンハーゲン。
 母は来ました、今日も来た。
 私はなぜか、このドイツの端っこの浜辺に一人とりのこされ、遠いデンマークの地を想いながら立ち呆けています。

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 この人のように。
 誰、この人。

 (注:”Dieser Monch begrust Sie dort, wo sich der Pilgerweg "Via Scandinavica" und der Radfernweg "Monchsweg" kreuzen. Machen auch Sie sich auf den Weg.”)


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2018年07月27日

「ハンブルク、あっ美味しい。」@ハンブルク(201806euドイツ2日目その1)

 
 2日目(6/10 Sun)の朝です。
 時差で3時間半くらいしか眠れてませんが、まあ、観念します。

 今日の目論見は、
  @早朝、魚市場で市場歩き&朝食
  A鉄路でコペンハーゲンまで行き、夜までにハンブルクに戻る
 
 まずは、ハンブルクの西の方の港で毎週日曜の朝に魚市場が開かれているという情報を得たので、行ってみます。朝食もおそらく得られるでしょう。

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 このSバーンは、魚市場方面行きです。
 Wandsbeker Chaussee駅から、Reeperbahn駅まで。

 ていうか、いくら朝市目当てとはいえ6時前に宿を出る観光者もどうかと思いますが、すでに充分に明るいこの土地もえらいとこだなと思います。涼しくて気持ちいいし通りも静か。ヨーロッパ、特に北側は夏に限るなと。

 それで、その魚市場最寄り駅まで来てみると、今度は生ものっぽい匂いやゴミ、遊び人っぽい若者が散見されるなどして、土曜の夜から遊んでた人らの残り香だろうかという感じです。 

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 で、若干の人の流れにしたがいながら、市場があるという港湾あたりにふわっと来てみたわけですが。

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 ははあん、「魚市場」ってそういうことかあ。
 まだ朝6時のうちから、家族連れや若者や年配者や観光客が、ずらっと居並ぶ屋台露店に、群がったりひやかしたりしながらわいわいやってる、フェスタ感。”氷の山に水揚げされた魚が盛られてる”ほうの”魚市場”ではなく。

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 ていうか、たしか”河”の港だったと思うんですが(磯の香りがしない)、さすが欧州2位、規模がぜんぜんちがう。
 あと、遠くの水沿いや近くの路地沿いを見渡すと、いちいち煉瓦色調の曰くありげな建造物がごろごろ並んでて、今回はあまりちゃんと勉強してきてなかったのですが、一個一個いじり甲斐はありそう、というか要素多い

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 とりあえずおなかへってるので、この大規模な朝食バイキングフィールドに向かいます。
 普段の市場巡りだと”料理したくなるのにできないから買って帰れない”タイプのフラストレーションが溜まるだけですが、今回のタイプだと、欲しいものその場で買い食いできるから、安心してダイブできるという。

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 1食目。こちらではウナギもポピュラーらしく、スープにしたり燻製にしたりらしいのですが、とりあえず燻製ウナギをパンで食べるやつ。ていうか、スモークで食べるとウナギがウナギっぽくないというか、脂ののった別の魚だよと言われてもあまり感じない気がする。
 それでもパクッと食べると、あっ美味しい、魚、脂、パン。

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 2食目。あと、こちらでは初夏から夏にかけてニシン(Matjes)が旬らしく(一応だいぶ予習してきた)、ニシンといえばハーリングですよね、オランダではつまんでまるかぶりするという、じゃあっていうんで、だいたいの店ではパンにはさんで出してらっしゃるのを、そのまままるごといただくパターンのやつ。
 塩っぱ酸っぱいのと、生魚のほどほどなくさみに、タマネギの香りと、まぶしてある赤ペッパーをガリッと噛むのがすっごく合って、あっ美味しい、なので、朝から生魚でも、ビールが無くても、手が生臭くなっても、それでも食べる価値のあるやつです、是非。
 ちなみに、ガラスケースに値札が2種類あって、じゃあ2種類のちがうニシンなんだろうと「こっちとこっち2つくれ」とアピールするのを、店のおっちゃんになかなか通じず怪訝な対応をされたのですが、あとからよくよく値札のドイツ語を推理するとあれたぶんホームメイドなサワークリームソースのことを言ってるのだな、しまった食べ損ねた(涙)。

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 トークパフォーマンスしながら果物をカゴ詰め売りしてるのがどうやら人気らしく、道々すれ違う人がそのカゴを持ってはる。

 ところでこちらの朝市では、家族連れや観光客だけでなく、地元のチャラチャラした若者や屈強なおっさんがビールカップ片手にぶらぶらしてて、朝6時でそんな酔いどれOKな土地柄なんですか、アイルランドでもさすがにそこまでではなかったと思うんですが、ていうかあなたたち教会行かないんですか日曜の朝ですけど、とか思ってたところ。

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 煉瓦倉庫を改装したハウスで、ロックガンガンのライブやってるという。スタンドでガシガシ生ビール売ってるし。そう、カップが使い捨てじゃなく、使い回し用のプラカップなのがさすがエコ大国ドイツですね。って言うてる場合かと。
 ていうか、おまえら土曜の夜からのオール組だろうと。

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 ていうかそもそも建築物として、このハウスめっちゃ気になるんですけど、19世紀末にできたマルクトハレ、つまりマーケットホール、要はここで水揚げ魚の競りをやってたということらしいのですが、うん、そっちの様子も見たかったな。

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 3食目(まだ食べる?)。クラッベン(Krabben)という小エビもよく食べられる土地柄らしく、あっ美味しい、けどシュリンプより小さいのでとにかく歯に挟まって往生するやつ。
 ていうパン(またパン)を食べてたら、雨が降り始めてまあまあの濡れかたをするので、そろそろ潮時かなと思って立ち去ることにしました。

 まだ朝8時、日本だと朝ドラやってる時間帯に、シーフード3種類を堪能しました。
 感想としては、さすが港町、「ハンブルク、あっ美味しい。」

 手がニシンやらレモンやらいろんなにおいする中、駅に向かいます。


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2018年07月23日

「このピルスナーは、アルトビール寄りです。]@ハンブルク(201806euドイツ1日目その2)


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 このSバーン(都市近郊鉄道)は、ハンブルク市内方面行きです。

 というわけで、空港から市内へ向かいます。
 周りの人がみなドイツ語っぽく聞こえる言葉をしゃべってるので、ああ、とうとうドイツ来ちゃったんだなあ、という感慨にふけってます。最初に異国に来たときに見るのはどこでもたいてい、空港鉄道の車窓からの、建物の屋根・壁、植わってる木やその葉っぱなんかです。6月だからなのかドイツだからなのか、緑が深いなあなんて思ってます。

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 初日の宿はすでに予約済みで、ハンブルク中心街から鉄道等で10分ほど空港寄りのところにありました。なので、ハンブルク中央駅等に寄ることなく、まずは宿近くの駅に降りるのですが。

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 ふつーの郊外の町で、中規模のバスターミナルと何の変哲もない生活用商店が並び、そして若干のガラ悪さかなと。たむろしてる若者がいたり、朝には路上で人が寝てたりというリアルな感じで、しかも降りた駅からまあまあ歩かないといけない。宿も極力エコノミーな感じで、夜遅いとフロントに人がいなくなり、エントランスのチェックイン機で自動チェックイン、暗証番号で建物に入るという、まあ便利と言えば便利、エコノミーといえばエコノミー。

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 いや、そんなことはどうでもいい、あたしはこの国にビールを飲みにきたんです。
 というわけでとさっそく市の中心街に出ます。
 なんたって↑午後8時でこの明るさですから、夜遊びが捗ることこのうえないわけです。サマータイムだし夏至も近いし、ドイツ在住経験のある職場の知人によれば「ドイツは6月が最高」だったらしく、わーい、ラッキー(笑)。

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 このへんが、ハンブルクの観光スポットのひとつである「倉庫街」というところで、煉瓦と船と運河な感じ。19世紀後半ですから、日本で言う明治期の近代遺産で、一応世界遺産認定らしいです。
 港湾都市らしいからこういう見どころがあるのはなんとなくわかるんですが、そもそもハンブルクって、ハンザ同盟とハンバーグ以外にどういう街なのか、よく知らんのでした。

 というわけで、説明しよう、ハンブルクとは。
 ハンザ同盟の中心だった商人と自由貿易の街・ハンブルクは、現在ベルリンに次ぐドイツ第2の都市とのことで、たしかにこの倉庫街の雰囲気以外にはあまりヨーロッパっぽい雰囲気のしないふつーの都会という印象です。ドイツ自体、近代化はよそに比べてわりと遅かったらしいのですが、工業化が進むにつれて、貿易港として大々的に整備されたのがこの倉庫街という。いまでもヨーロッパではロッテルダムに次いで2位の貿易港とのことで、ドイツの工業国キャラを海運と貿易で支えてきたんだろうなあという感じです。じゃあまあ、ふつーの都会っぽくてもしかたない。

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 ところでハンブルクを地図上で見ると、海沿いではなくむしろ内陸にあるので、「港湾都市??」となるんですが、実はエルベ川のでっかい河口が北西からぐいっと切り込んで来てるので、でっかい船がここまで来るんですね、ドイツでも京都でも水運が大事。

 よし、じゃあビールです。

 ところで、ハンブルクのビールやさん事情をいろいろ事前に調べてたんですが、調べても調べても、おすすめ評判の店がほぼ1軒しか出てこず集中してるわけです。ドイツビール本でもここが出てくるし、ネットで調べてもここ以外に出てこないし、辻調理師専門学校のブログなどというなかなかに信頼置けそうな情報源があるんですけど、そこでも紹介されてるのはここ、っていう。
 え、これ大丈夫かな、とむしろ不安になります、ビールの層のあまり厚くない土地柄かしら的な。

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 その店の名を「グレーニンガー(Gröninger。なお、このブログではこれ以降ウムラウトを適当に省いたりする場合があります)」と言います。醸造所兼ブロイハウス的な。(ブロイ=ビール)
 ハンブルク最古だかハンザ都市最古だからしい老舗ですが、飾り看板と石造り地下ケラー以外にはあんまそんなふうにも見えない、なんか奥の方でグループがウェイウェイ騒いでるような、ふつーにさくっと飲み食いする感じの店ではありますが。

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 予習ノートによれば、どっかで「ここのピルスナーが美味い」と目にしたらしく、ビールリストにも一番目に店名の銘柄付きで載ってるので、まあ、ドイツのファーストパイントは奇をてらわずにピルスナーで様子を見ましょうよね、という。

 説明しよう、ピルスナーとは。
 日本で、ていうか世界のだいたいで、「ビール」と聞いて一般的に思い浮かぶタイプの”ふつー”のビールがいわゆる「ピルスナー」で、チェコのピルゼンでうまれた「ピルスナー・ウルケル」がその元祖であり、ラガーで、淡色で、さっぱりとして、ホップ苦くて、ああふつーのビールですね、というやつ。
 そもそも、わざわざドイツにビールを飲みに来たと言うことは、”ふつーじゃないやつ”を飲みに来たというわけではあるんですが、とは言え先達の話を聞くに、ドイツやチェコで本場のピルスナーをはじめて飲んだらすごく美味しくてびっくりした、みたいな感じを言う人が少なくないので、なるほど、じゃあ1杯目はその”ふつー”のピルスナーがドイツではどう”ふつー”じゃないかを最初に確かめみよう、って思うじゃないですか。

 で、注文して出てきたのがこれです。

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 ・・・紅い。
 え、紅い? ピルスナーが? これをピルスナーってこの土地では言うの?
 飲んでみたら、まあまあこってりめですよ、甘みも結構あるし、さっぱりなんてもんじゃない。透き通ってもなくてうっすら濁ってるし、炭酸ガスがなんというかやや強めで細かい感じがする。ていうか、紅い。こんな色だったら、レッドビールですとかアルトビールですとか言って出されても下手したら信じちゃいますけど。
 こんなのがピルスって言って出てくるんですか、そうか、この調子だとドイツのこの先がだいぶやばいというか思いやられるな、という感じです。いや、たぶん先達の人たちが言ってた「本場のピルスナーが美味い」というのはこういうことではないんだろうな(笑)、と思うんですが、だいぶ美味いというか、好きな部類に入るビールだったので、結果OKです。

 ただし、このピルスナーには満足したものの、それ以外にはピンと来るものがなかったらしく、さくっと2軒目に向かうことにしたegamiday氏。

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 ハンブルクの市庁舎。
 ていうかもう9時半ですが、いつ夜になるんだろう?

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 ハンブルクで2番目に名前が挙がる、「Joh Albrecht」お店。

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 ここではヘレスビールがメニューの一番目にあがってたので、それを。
 説明しよう、ヘレスビールとは。
 「淡い」という意味の名を持つヘレスは、デュンケルのような濃くて甘みのあるものとは対照的で、そもそもチェコのピルスナーに対抗するかのように生み出されたビールとかで、色は淡色、ホップの苦みは低く、麦芽の風味は強めという、ミュンヘンを中心とした南ドイツのビール・・・あ、南のなんだ。
 というんで飲んでみると、だいぶ麦の匂いが表に出てくるので、淡い麦汁だなという感じです。0.3l、3.2eur。

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 やっとフードです。ていうか、実はおなかすいてた。とはいえ夜も遅いので、パンとスープで虫養い程度で。
 この時期のドイツはとにかく白アスパラガス(Spargel)だそうで、メニューからそのアスパラスープを選んだところ、アスパラはともかく、強めの塩分と、ネギの香りとシャキシャキ感が、長旅で疲れ切った身体と血液を急速に癒やしてくれる、そこへ黒パンを胃に押し込む。ああ、ようやく”ととのった”な、と。

 宿が遠いので、とりあえずこのくらいにしときます。

 なお、ビールについては今後随時この辺を参照。

ビールの教科書 (講談社選書メチエ)
ビールの教科書 (講談社選書メチエ)

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2018年07月17日

「このフライトは、ドイツ3B方面行きです」@関空→ヘルシンキ→ハンブルク(201806euドイツ1日目その1)


 -- ドイツ3Bと言えば、ビール(Bier)、鉄道(Bahn)、図書館(Bibliothek)である。--



 ドイツに行ってきました、っていう話です。

 実はドイツにはまだ”ちゃんと”行けてなくて、もう10年近くも「次の旅先」togoリストに延々書き残されたままでした。やばかった。
 ”ちゃんと”というのはどういう意味かと言うと、ヨーロッパ内ぐるっと大まわりとかの時に1-2泊鉄道で通りはした、というだけ。06年ユーレイルパス(https://europeday4.exblog.jp/)、13年ユーレイルパス(http://egamiday3.seesaa.net/article/347457951.html)、の時に寄るには寄った、しかもなぜかライン川沿岸ルートだけ行ってるという感じ。ドイツそのものにスポットをあてて行ったこともないばかりか、出張で1都市に数日という程度の軽い滞在すらしたことない、それどころかベルリンひとつに足を踏み入れたこともないんだもの。
 それではいかんだろうと言うことで、まとまった予習期間とまとまった旅行期間をとり、ドイツにちゃんと向き合う、という旅に出たわけです。

 旅の概要については「0日目その1」(http://egamiday3.seesaa.net/article/460485487.html)のとおり。
 到着地はハンブルク(6/9夕)。
 帰国地はなぜかチューリッヒ(6/17朝)。
 そのあいだは決めてはいないものの、ベルリンとミュンヘンは行くだろう、という感じの旅程です。

 というわけで、1日目朝、MKの乗り合いで関空に向かいます。

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 ドイツが意外と冷え込むような天気予報だったので、フリースを1枚入れてきておいたのですが、正解でした、そもそも行きのMKの冷房が寒い。(なおもう1枚の薄ジャンパーはほぼ出番なかった模様)
 そんなフリース以外は極力荷物を減らしてきたので、預け荷物を計量するとたったの4.8キロでした。いつものことながらたぶん手荷物のほうが重い。

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 なお、今回はフィンエアーを使いましたため、このフライトはいったんヘルシンキ方面行きです。
   関空 10:45 → 14:45 ヘルシンキ 17:30 → ハンブルク 18:30
 という旅程になります。
 旅行事務的には、フィンエアーのバゲッジドロップがスカスカなので、オンラインチェックイン必須です、という申し送り。

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 9時間45分(さすがヘルシンキは近い)の往路では、特に言及すべき機内食も映画もなく、主にデスクワークをしてました。旅の予習です。さすがフィンエアーさんは機内wifi完備で、デスクワークが捗ります。

 というわけで、ここで旅の予習、総ざらえ。

 参考文献(「0日目その2」http://egamiday3.seesaa.net/article/460443477.html)のおおむねはここ2ヶ月程度でざっと目を通してきました。目を通して、気になったところをノートに書き貯めていき、あるいはクラウド的なツールに書き込んでいき、というような感じです。
 特に今回のドイツ旅はビール(Bier)、鉄道(Bahn)、そして図書館(Bibliothek)に力点をおいてやってきたわけで、あれよく考えたらこれ「ドイツ3B」じゃないですかね、ていう。

 旅の目的その1、ビール(Bier)。
 海外で土地のビールを飲むことを、国内でクラフトビールを飲むことを不幸にも覚えてしまい、やれアルトだやれボックだやれヴァイツェンだドイツんだオラんだと言いつつも、そのくせドイツでまともにドイツビールと向き合ったこともない、こんなぼーっとしたことではチコちゃんに叱られる、というんで、ちゃんとビールのことを勉強して、ちゃんとドイツの背景的なことを勉強して、それから飲むんだったら飲みましょうよ、という話です。ちなみに、某ビール先輩(と勝手に思ってる知人)にたまたまビール屋で会った時に、ミュンヘンに山ほどビアホールがあってねという話を聞かされてたので、その時の店名メモを後生大事にしてGoogleマップにお気に入り保存してきました。

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 ミュンヘンに限らず、基本的にどの土地でどのローカルビールを飲むかをメイン軸に旅程が決まっていく、というタイプの旅だと思ってください。ビアライゼ(ドイツ語でビール紀行)、と言えるほどのたいそうなものかはわかりませんが。

 旅の目的その2、鉄道(Bahn)。
 観光がしたいわけじゃないんです、旅がしたいんです、しかもできる限り鉄道で。そのはずだったのに、前回の16年シチリアがいまいち捗らないうえにショーペロ(ストライキ)で終わりとかいう不燃性の旅だったので、軽くキレて、鉄道といえば有無を言わさずドイツだろう、ドイツといえば鉄道だろうと。国土の隅々まで路線がある、予約無しで特急に乗れる、車両シートが快適、駅にコインロッカーが整備されてる、すばらしい、旅が捗らざるを得ない、ていうかむしろなぜ今までドイツ行ってないんだ、ていう。

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 ジャーマンレイルパスも買いました。値段にそこまでの差がないし、車内では旅行事務等のデスクワークもしなきゃいけない、旅のインフラだからと言い訳含みの、奮発してファーストです。ネットで買ってそのままPDF印刷、という手軽さがさらにうれしい。
 ドイツ鉄道(DB:Deutsche Bahn)の乗り換え検索アプリもダウンロードしました。ドイツだけじゃなくヨーロッパ全土の鉄道が検索できますから、鉄道と言えばドイツ、は伊達じゃないと思います。
 もちろんトマスクックの時刻表も買いました、なんだかんだいって、データベースだけじゃなく紙の時刻表がないと”おもろい”ルートというのは見つけ難い。でも重いの、でドイツ部分だけ切り出してクリアファイルで仮製本。
 というわけで、基本的にどんな”おもろい”ルートで移動できるかをメイン軸に旅程が決まっていく、というタイプの旅だと思ってください。(軸、2本目)

 旅の目的その3、図書館(Bibliothek)。
 じゃあ、鉄道で降りたってビールを飲む前にどこを観に行くんだ、ていう話なので、ひととおりドイツ図書館関連本に目を通してみたところ、なんというか、さすがグーテンベルクが生まれたのは特異点でもなんでもなかったんだなというか、図書館/出版文化史関係の見どころが予習すればするほど、泉のように湧いて出てくるわけです。ローカルな図書館の見どころをこれでもかと解説するような本に捕まっちゃったんだもの。領邦国家の主たちはそこまで書籍蒐集にご執心でしたかねっていう。

 そんな感じで、この街のビール、この鉄道ルート、この図書館、文化財、建築、街並みand so onの極私的ブックマークを、地図状にちまちままとめていく、という2ヶ月の予習の末にできあがったノート(一部)がこちら。

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 もちろん、実際はこの9割方には行かずあきらめてるわけですが、こうやって自分なりの整理でまとめるからこそ行くほうの1割に光がくっきり当てられるわけですし、ていうかそれより何より、これ書いてる時がいっちばん楽しいんですもの、そっちのほうがむしろ本番だな、っていう。
 見どころブックマークを、地図状インデックスにして、現在地と時刻表を見比べながら、次に降りる街を決めていく。そういうタイプの旅だと思ってください。

 問題は、9割方をあきらめなきゃならない悔しさのほうで、あろうことかドイツまだ行く前からすでに「もう一回ドイツ行きたい」などという世迷い言が口をついて出てるという。

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 なお、持参しておきたいと思った参考文献の多くはKindleや自炊で持ってきましたが、あまりに荷物が軽いのでと追加で一冊入れてきたドイツ文化史本、これを機内で流し読みしたところ、かなりグッドな訪問ポイントに気付くに至りましたので、良い参考文献との出逢いが旅を左右するよな、とあらためて思います。

現代ドイツを知るための62章【第2版】 (エリア・スタディーズ18)
現代ドイツを知るための62章【第2版】 (エリア・スタディーズ18)

 なんてことやってたら、9時間なんか秒で過ぎますよね。

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 ヘルシンキ空港着。
 人混みから逃れるために600円の水を飲む。

 乗り換えて、ハンブルク空港へ。
 写真は撮れませんでしたが、着陸直前に見下ろしたハンブルクが、めちゃめちゃ木が多くてびっくりしました。人工的建造物がない土地にはすべて木が、しかもほぼすべて同じような背丈の同じようなまるっこさの木が、びっしりと植わってるという。あれは自然になのかしらそういう土地造りなのかしら。

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 というわけで、ハンブルク空港到着。
 よっしゃ、待ってろよドイツ。


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2018年07月12日

201806euドイツ 0日目その1「旅の概要」

 201806euドイツ、旅の概要です。


●旅の概要
・ドイツをまわる。
・プライベート&ヴァケーションベース(会議・訪問の類無し)な旅行。
・その時々であちこちに移動する、彷徨型の旅行。

●旅の目的
・ドイツ
・ドイツの、ビール
・ドイツの、鉄道
・ドイツの、図書館

●旅の日程(予定)
・2018/6/9 関空発→ハンブルク着
  ↓
 ・鉄道で、大きく移動する
 ・ベルリンには、行く (ベルリン自体目的)
 ・ミュンヘンにも、行く (ビール目的)
 ・それ以外はおおむね未定 
  ↓
・2018/6/17 チューリッヒ発→翌6/18関空着

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●旅の動機
・ドイツにはいまだに”ちゃんと”行ったことがなく、「次の旅先リスト」にずっと残ってて、いい加減そのtodoをかたせ、いや、かたさせろ、という旅情が荒ぶっていたから。
・2016年11月に行ったシチリアが、鉄道旅のいまいち捗らない土地柄で、思うように乗れてなかったせいで鉄道熱がくすぶっていたから。
・ここ数年のクラフトビールマイブームの末に、もうこれはそろそろドイツビールの樽に足を踏み入れないと収まらないだろう、というビアライゼ熱が高ぶっていたから。

 では、行ってきます。

posted by egamiday3 at 17:50| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月10日

201806euドイツ 0日目その2「旅の参考文献」

 201906euドイツにおける、主な参考文献リスト。
 「・」の数は重要度。

●ドイツ−全般
・・森と山と川でたどるドイツ史 (岩波ジュニア新書)
物語 ドイツの歴史―ドイツ的とはなにか (中公新書)
ドイツ史10講 (岩波新書)(kindle)
・・ドイツ―ジャガイモとビールと世紀末 (ヨーロッパカルチャーガイド)
・・・ドイツ文化 55のキーワード (世界文化シリーズ)
・・現代ドイツを知るための62章【第2版】 (エリア・スタディーズ18)
世界歴史の旅 ドイツ―古都と古城と聖堂
旅の指さし会話帳 (20) ドイツ

●ドイツ−観光・街あるき
A14 地球の歩き方 ドイツ 2018~2019 (地球の歩き方 A 14)
A16 地球の歩き方 ベルリンと北ドイツ ハンブルク・ドレスデン・ライプツィヒ 2018~2019
A15 地球の歩き方 南ドイツ フランクフルト ミュンヘン ロマンティック街道 古城街道 2017~2018
28 地球の歩き方 aruco ドイツ 2018~2019 (地球の歩き方aruco)
ことりっぷ 海外版 フランクフルト・ベルリン (旅行ガイド)
ことりっぷ 海外版 ミュンヘン・ロマンチック街道 (旅行ガイド)
・・ヨーロッパ最大の自由都市 ベルリンへ (旅のヒントBOOK)
・・ロケみつ ザ・ワールド 桜 稲垣早希のヨーロッパ横断ブログ旅 ドイツ編
・・水曜どうでしょう 第7弾 ヨーロッパ21ヵ国完全制覇 [DVD]

●ドイツ−ビール
・・・ビールの教科書 (講談社選書メチエ)
・・・ビールを“読む”―ドイツの文化史と都市史のはざまで
・・・ドイツ地ビール夢の旅
もっと知りたい!ドイツビールの愉しみ (岩波アクティブ新書)
ドイツビールを知る本
ビール王国 Vol.12 2016年 11月号 [雑誌]
・・ビール語辞典: ビールにまつわる言葉をイラストと豆知識でごくっと読み解く

●ドイツ−鉄道
ドイツ&オーストリア鉄道の旅 (地球の歩き方BY TRAIN)(2006)
ヨーロッパ鉄道の旅 (2005-06) (地球の歩き方BY TRAIN (1))
・・・ペーターのドイツ鉄道旅行案内 (平凡社新書)
ドイツ=鉄道旅物語 (知恵の森文庫)
関口知宏が行くドイツ鉄道の旅
ヨーロッパ鉄道旅行ベストプラン30
ヨーロッパ鉄道旅行入門
鉄道で旅するドイツ
ドイツ保存鉄道

●ドイツ−図書館ほか
本棚の歴史
・・ヨーロッパの歴史的図書館
・・・ドイツ図書館入門―過去と未来への入り口
ドイツにおける学術情報流通―分散とネットワーク
ドイツ連邦共和国における図書館制度の概略
ドイツに渡った日本文化
ぶらりあるき ミュンヘンの博物館
posted by egamiday3 at 07:54| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月04日

2018年6月のまとめ


■2018年6月のまとめ


●総評:

 ドイツ堪能に成功、よかったね。


●まとめ

・slackだのbacklogだのAlmaだの

・神保町で飲んだビール写真撮れてない案件

・#日文研蔵書

・水曜どうでしょうヨーロッパ編

・ロケみつブログ旅ヨーロッパ編(「早希ちゃん宿探し危機」)

・201806euドイツ

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(以下、ドイツについては省くものの、ざっとは以下の通り)

・ドイツ3Bと言えば、ビール、バーン(鉄道)、ビブリオテク(図書館)

・ドイツ行く前からすでに「もう一回ドイツ行きたい」とつぶやく案件

・機内予習『現代ドイツを知るための62章』が功を奏する

・#リューベック

・ビール的収穫の最大が、”アルコールフリーのヘーフェヴァイツェン”

・乗っても乗っても乗り足りないドイツ鉄道

・豚肉料理には困らないが、料理全般で早めに行き詰まるドイツ

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・着陸直前のゆれくる

・館内地震対策総点検

・帰国後が忙しすぎて記憶がない

・「モンテクリスト伯」

・夏至だそうです

・情報組織化研究グループ「国際社会の中での日本のデジタルアーカイブ:ユーザーエンゲージメントの重要性」井原英恵

・“朝ドラ”という“枠”にいっさいの忖度をしない北川悦吏子脚本の筋金入り「半分、青い。」

・夏越祓

・早倒しの夏バテ疑惑


●月テーマ制

・「ドイツ、それはビール」、○。

・「ドイツ、それは鉄道」、○。

・「ドイツ、そして図書館」、○。


●7月+8月の夏テーマは

・ドイツまとめ

・秋期寄席のデザインし直し

・リトアニア準備+OCLCまとめ

 、の3本です。


 ただし、「祇園祭」はすべてに優先します。

posted by egamiday3 at 07:45| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする