1回目(3/29現在)は、動画コンテンツの検討経緯と実践でした。
2回目(4/5現在)は、テキストベース教材までの経緯と手順です。
●前提(前回と同様)
・科目は「図書館情報資源概論」
・受講者はおそらく20-30名程度、2回生が多い。
・通常時の授業はパワポ投影+書画カメラ投影+ホワイトボードを併用。
・通常時の授業形式は、講師が口頭でしゃべる講義、学生の提出物を書画カメラで投影しながらの応答、等。
・なお、前期は上記1科目しかないので、これだけの手間をかける余地があった、ということはメモしておくべき。
●課題(変更あり)
旧:15回のうちの”少なくとも”2回を非対面でおこなう。
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新:15回のうちの”少なくとも”4回を非対面でおこなう。(なんと!)
●構成の方針(変更)
・2回だけなら小手先の構成変更でよかったけど、4回だと全体に影響が出るので、わりとホンキで構成を組み直さないといけない。
・とはいえ、変更するのは構成にとどめ、できれば内容やパワポは変更・再作成したくない。(前回同様)
・「図書館情報資源概論」という科目の性格上、どうしても”資料現物”をナマで見せたい単元が少なくない。また、講義であってもやはりナマでしゃべり伝えたい単元も多少ある。
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・対面授業再開までは、単元の中でも”現物をナマで見せなくても良い”種類のものを、先に済ませてしまうことにする。
(例:インターネット資料(wikipedia)、出版流通、選書・蔵書構築など)
●作成すべきコンテンツの在り方(変更)
【前回の検討結果】
・スマホに耐えうるパワポ・資料投影。
・動画は長いと飽きるし見てもらえない。
・使えるギガが限られている。
・おおかたの受講者向けには短時間で要点をさくっと伝える。
・とはいえ、ガチ勢にもある程度応えたい。
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【今回の検討経緯】
・いろんな人の見解やデータを見聞きしていると、当初の想像以上に学生側の条件は厳しそう。
・視聴環境・容量・時間について、可処分に限りがある学生(またはあまり消費したくない学生)は、かなり多いのではないか。
・他にもたくさんの科目を履修するであろうことを考えると、他の科目との容量・時間の取り合いが、これも想像以上なのではないか。
・そう考えると、いったん作成したものの、20分の動画は長いのではないか。
・とはいえ、やはり一定数は毎年いる”ガチ勢”には応えたい。ていうか、できるなら勉強してほしいし、させてあげたい。
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【今回の検討結果】
・「余裕がある人/詳しく学びたい人」(ガチ勢)向けに、長め詳しめの動画コンテンツを作成する。
・これとは別に、「余裕がない人」向けに、動画コンテンツと同じ内容でそれを最小限にかいつまんだ、テキストベースの教材を追加で作る。
・どちらを選択してもよいことにして、宿題は同じものを出す。
・これにより、自分の条件や熱意によって、自習するコンテンツとメディアは選択できるものとする。かつ、成績評価のための課題は同じものとする。
●ここまでの感想
・対面式の授業ってなんとリーズナブルで効果的なフォーマットだったのか、リターンズ。
●テキストベース教材の作成
・テキストベース教材の作成を、できるだけ効率化したい。
・ふだんパワポでしゃべってる内容を、推敲しながら文章化して打っていくのは、実は意外と手間や時間がかかる。
・それよりは、いったんしゃべった動画の内容を文章化していけたら、だいぶラク。
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・Youtubeの字幕機能を活用して、テキストベース教材へ転用してみる。
(手順)
・動画コンテンツをYoutubeにアップロードする。
・字幕機能の画面を見ると、しゃべった内容が自動字幕機能により文字化されている。(ただし、こちらの滑舌にもあちらの精度にも難が多く、そのままではもちろん使えない)
・Youtubeには字幕ファイルのダウンロード機能があるので、試行錯誤の結果、srtファイルなるもので保存→wordで開くと、うまく文字データとして入手できる。
・その字幕文字データを、コピペしたり横目で見たりしながら、しゃべった流れに沿ったテキストを打ち込んでいく。
・動画中の画面を挿画として、ところどころでペーストしていく。フリーソフトのScreenpressoなら、いま見てる画面をそのまま切り取って、画像としてコピペできる。
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意外とすんなりできました。
しゃべり動画とテキストを別々に作るよりは、いったんしゃべってしまってからそれを文字化するほうが短時間で済むのでは、という知見を得ました。
●できた&アップロードしたコンテンツ
・レジュメ(パワポファイル)
・宿題(wordファイル)
・宿題のための必読文献(PDFファイル)
・講義a・長め詳しめの動画教材(mp4ファイル)
・講義b・最小限のテキストベースファイル(wordファイル)
・受講要領「最初に読んでください」と書いたreadmeファイル(テキストファイル)
●今後の展望
・動画がどれだけ視聴されたかによって、今後どっちにシフトしていくかを考え直すべき。
●この間のニュース
著作権法35条云々の前倒し云々で、オンデマンドでも著作物提示が可能になる、という動きが加速していましたが、egamiday氏はそれ以前から、某文献の配信を許諾してもらうべく某出版社と某著者の方に直接連絡を取る、ということをしていた模様です。結果、快く許諾の返答をいただき、とても感謝している、とのことでした。
以上、豆ニュースでした。
2020年04月09日
2020年04月05日
2020年3月のまとめ
■2020年3月のまとめ
●総評
ボストン→COVID19→転居準備はかどる、の巻。やるべきことはやれてるが、やりたいことはやれてない感。
●まとめ
・「ウイルスがあってもなくても、今日も充実して過ごす」
・まだ全然ボストン行く気で準備してた3月初頭。
・14年ぶりのmoveが始動。引っ越しをエンタメにする。#move2020
・なりすまし被害
・毬太郎
・とちくるって眼科行くも、眼科案件で無いことが分かって終わる。「乱視気味の近視です。手元が見えづらいのは老眼です」
・新宅清掃phase1、B3畳板間からきれいな”自分ち”になる。
・byeフォルダと断捨離
・マフィンと、地図のあるラウンジ。
・テンパるコリアンエア、CEALが中止、14日待機候補、ボストン行き中止、AAS中止が決定、の順。キャンセル業務。
・ボストン…行きたかった…。
・隠れ年テーマ「寄席tube」が前倒しになる。
・zoomとは。
・「「非常時だからできない」というより「平常時で既に破綻してた」」「非常時は平時の賜物・リターンズ」
・『歴史とは何か』
・『クイズ化するテレビ』
・QxLが始動。
・新宅清掃phase2、押入2つと和室6畳がきれいになる。
・「65歳まで15年プラスα年らしい。たぶん自分のやりたいことをやりたいようにやってれば、それが自分なりの世界人類との繋がりに自然となる、という気がしてるので、やりたいことを“ちゃんと”やろう、という感じになってる。」
・やみいち行動「クローズアップぜんざい」@ブンピカ
・CEALオンライン@zoom
・女子会@クラフトマン
・常陸野ネストビール「BREWBASE B2BASICS」(バックトィベーシックス)。シンプルでなんちゃなく見えて、”旨味”が凝縮した味だった。豆腐を素で食べたらめちゃめちゃ美味かった、みたいな感じ。α行き。
・新宅清掃phase3。2日がかりでダイニングとキッチンがきれいになる。ていうか、終わったなこれ。
・astrea coffee kyoto@堀川松原
・中村佳太「京都が未来である理由−−ポスト資本主義への道標」(『STANDART』日本版10号)
・「過度な成長や変革を求めず、世界の中の一部として、本当に必要な人に必要なものをサステナブルに橋渡しできれば、ていう。」
・ユニット美人「ゴドーを待ちたかった」@KAIKA。サイバー不条理メタ演劇に演技力で可笑しみがマシマシみたいな感じ。あれ、「ゴドーを待ちながら」やってた、でいいよなあ。
・#LectureRecording
・寄席tubeのお試しを開始。
・DeepL翻訳
・『間取りのお手本』
・『クイズ文化の社会学』
・寄席tube第1回、試作。操作を誤って3回同じことをしゃべる。youtu.be/nCpfjqI0qAQ
・非対面授業のための動画作成の経緯・メモ (2020/3/29現在): egamiday 3(http://egamiday3.seesaa.net/article/474296776.html)
・「オンラインによる非対面授業の実施@大学は、ギガが減る問題は別として、リテラシー的にできない学生もいるからとやらないでいると、この先国際的な交流・交渉の場で日本人だけがオンラインミーティングの経験もリテラシーもないみたいなやばい」
・CA1968 - 映画評『ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス』 / 江上敏哲, 谷口正樹, 門林岳史 | カレントアウェアネス・ポータル(https://current.ndl.go.jp/ca1968)
・「ご挨拶というか、ご報告」: egamiday 3(http://egamiday3.seesaa.net/article/474337150.html)。異動ポエム。
・結局今冬は、一度も風邪ひかないまま終わった。こんなの人生で何十年ぶりかか、ヘタしたら初ではなかろうか。暖冬バンザイ。
●3月テーマの進捗
・ボストン → 行きたかった…。
・転居準備に着手 → ボストンこけて、はからずも順調。
・某執筆に着手 → ぼちぼちと楽しみながら。
・年度末を乗りきろう → ほぼ成功。
・(追加)寄席tube準備 → ほぼ順調。
●4月の月テーマは
・#move2020に注力
・寄席tubeを様子見つつ
たぶんこの2つ&COVID-19対応で終わる気がする。