●CA1980 - データ引用を研究活動の新たな常識に:研究データ利活用協議会(RDUF)リサーチデータサイテーション小委員会の活動 / 能勢正仁,池内有為
https://current.ndl.go.jp/ca1980「研究データのオープン化を促進するにあたっては、研究データの提供者・管理者やデータセンターの役割が重要であるが、そのインセンティブを確保するためにも、研究データ引用の重要性が広く理解され、それが研究活動の新たな常識になっていく必要がある」
「研究データ利活用協議会(Research Data Utilization Forum)」
「雑誌によるデータ公開の要求は多くの分野で増加している一方で、データ引用を求めている雑誌はそれほど多くはなかった」
●CA1981 - グローバル時代の学校図書館 ―国際バカロレアからの示唆― / 高松美紀
https://current.ndl.go.jp/ca1981「21世紀型の汎用的学習スキルの育成として有効なプログラム」「学校図書館は重要な役割をもつ」
「図書館は、「人々と場、コレクションとサービスとが結びついたものであり、学習と指導を助け、発展させるもの」と定義づけられ、図書館やライブラリアンは「学びのコミュニティにおいて、共に働き、活性化させ、支援する」「相互に結びついたシステム」」
「学校図書館は、単なる施設ではなく、有機的に結びついた学びのシステムの一部であり、ライブラリアンは学校全体の学びを活性化し、コーディネートする役割を担う」
「IBの図書館は施設が豪華であることよりも、適切なリソースやサービスによって活発な学習活動を促すことが重要である」
「特に多文化理解やグローバルな課題に関するリソースを揃えることは重要である。絵本や小説等の選書においても、地域や文化に偏りがなく、多様な文化や価値観に触れさせること」
「オンラインサービスは…学びは柔軟でダイナミックなものになる。図書館は物理的な場と同時に、オンラインネットワーク上に新たな学習の場を創造する」
●CA1982 - マンガ図書館におけるマンガ以外の所蔵資料 / myrmecoleon
https://current.ndl.go.jp/ca1982 これは寄席でやる。
●CA1983 - 動向レビュー:Machine-actionable DMPs(maDMPs)の動向 / 常川真央
「研究データを公開するといっても様々なタスクが発生し、その解決にはデータライフサイクル全体を見なければならない。」「DMPがデータライフサイクルを支える存在として注目されている。DMPとは、「研究中ならびに研究終了後の両方でいかに研究データが取り扱われるかを概説した公的なドキュメント」」
●CA1985 - 研究文献レビュー:2010年代の学校図書館に関する日本国内の研究動向:研究の多様化と学校図書館を取り巻く状況の変化を踏まえて / 今井福司
「松田はランクス(R. David Lankes)によるコミュニティメンバーを集めることを重要視する“Anti-Field of Dreams Model”を自身が関わる学校図書館実践に適用し、コミュニティ形成における学校図書館専門職の役割を論じ(30)、杉浦は島根県の松江市立小中学校図書館における『はだしのゲン』の閲覧制限問題(E1472参照)と関連諸団体の対応を取り上げながら、学校図書館専門職としての対応を提案している(31)。」
→(30) 松田ユリ子. 学校図書館におけるコミュニティ形成プロセス. 現代の図書館. 2017, 55(3), p. 130-137.
(31) 杉浦良二. 松江市立小中学校図書館における『はだしのゲン』閲覧制限: 地方教育行政と学校図書館専門職の問題. 中部図書館情報学会誌. 2014, 54, p. 55-62.
https://8fcdfa39-a-62cb3a1a-s-sites.googlegroups.com/site/chuubutoshokanjouhougakkai/54sugiura.pdf, (参照 2020-07-20).
「立田は学校図書館の利用を通じて新たな読解力を評価するためのルーブリックの例を解説している(50)。ルーブリックについては、大作が日本の探究学習で利用可能な一般的ルーブリックを開発するために、米国のルーブリックの現状と課題の検討結果に基づいて原案を作成し、ルーブリック評価の活用を通じて、探究学習における学修支援のあり方について考察も行っている(51)。」
→(50) 立田慶裕. 読解力の発達を図る学校図書館利用のルーブリック. 情報の科学と技術. 2018, 68(8), p. 400-405.
https://doi.org/10.18919/jkg.68.8_400, (参照 2020-07-20).
(51) 大作光子, 探求学習における情報活用スキルに焦点をあてたルーブリックの開発. 筑波大学, 2019, 博士論文.
http://doi.org/10.15068/00159235, (参照 2020-07-20).
「大川は学校で所有する史料を学校図書館のデジタルアーカイブとして公開した経緯や、公開した史料の解説を行っている(66)。」
→(66) 大川功. 学校図書館におけるデジタルアーカイブの構築: 「語り継ぎ」から「語り上げ」へ. デジタルアーカイブ学会誌. 2020, 4(1), p. 7-15.
https://doi.org/10.24506/jsda.4.1_7, (参照 2020-07-20).
「久野は「場としての図書館」理論を学校図書館研究に導入し(96)、研究の枠組みを援用して「文化センター」としての学校図書館を提唱した(97)。」
→(96) 久野和子. 「第三の場」としての学校図書館. 図書館界. 2011, 63(4), p. 296-313.
https://doi.org/10.20628/toshokankai.63.4_296, (参照 2020-07-20).
(97) 久野和子. 「文化センター」としての学校図書館: 「学習センター」「情報センター」「読書センター」に続く新しい学校図書館機能の提案. 学校図書館学研究. 2018, 20, p. 23-36.
「電子書籍やデジタル教科書について、米谷と北はデジタル教科書の普及のために「学校図書館の情報化」が促進されることが重要であると主張し(109)、井上は米国の学校図書館におけるコンピュータの整備状況ならびに電子書籍の普及状況を解説し課題を論じている(110)。」
→(109) 米谷優子, 北克一. デジタル教科書と学校図書館: 教育の情報化をめぐって. 学校図書館学研究. 2014, 16, p. 43-59.
(110) 井上靖代. 米国の学校図書館と電子書籍, Common Core State Standardsが与える影響の可能性. 現代の図書館. 2013, 51(4), p. 217-222.
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