2023年04月20日

今日の「CA読み」メモ: 米国の検閲問題、危機下のシャンティ図書館、NDL送信の海外申請 他


●CA2029 - 米国の図書館における検閲に関する動向 / 小南理恵
 https://current.ndl.go.jp/ca2029

 非常にわかりやすく、コンパクトかつ凝縮して問題を整理したまとめ。
 他のどのトピックに関わる方でも、まずはこれにいったん目を通してほしくある。
 これはもう、”攻撃的”検閲だなと。

「2021年以降に増加した検閲事例の舞台となっているのは学校図書館、公共図書館であり、特に学校教育における人種問題の取り上げ方をめぐって禁書・検閲を推し進める側と、その動きに反対する側の対立が深まっている」
「米国各州の図書館員がかつてないほどの検閲事例に直面したことが報告されている」
「トランプ政権下で「人種と性のステレオタイプに関する大統領令」…人種差別や性差別の防止、多様性の尊重を目的とする研修の中で批判的人種理論や白人優位主義を扱うことを禁じる」
「ALAは図書館員や利用者に対する暴力行為の増加を受けて、2022年6月に図書館における暴力を非難する声明を発表」「図書館・図書館員に対する爆弾や銃撃を伴う脅迫の影響で複数の都市の公共図書館が一時的な閉鎖に追い込まれた」
学校の管理職に抵抗の意思が乏しい場合、圧力に抵抗することで図書館員は雇用を失うリスクがある」
「検閲の口実となりうる州法が残されている点が懸念される」


●CA2030 - 危機下での図書館運営 / 山本英里
 https://current.ndl.go.jp/ca2030

 これもまずは読まれたい。読ませよう。
 図書館は、なんやしらん最初からあるものではなく、何が求められるのかということ。

「最初から「図書館」が念頭にあったというよりは、難民の人々と共に「人間の尊厳を取り戻す」ための活動を試行錯誤していく過程の中で、「集う」場が提案され、そこで、伝統音楽や舞踊といった「伝統文化」継承のための活動が生まれ…といった活動の流れがシャンティの「図書館」を生み出した」
「各活動地域において無いものを補足するというより、あるものを最大限活かす方法で図書館という「空間」を作りだすこと」
「愛なくして生きることは不可能である。これを一言で言うとコミュニケーション(対話)への欲求である。」
「子どもが生きていく上で自らが誇りを持ち、未来を切り開いていけるための知識、術、そして「生きる力」を育むために「図書館」はどうあるべきか」
「図書館により提供される空間、レクリエーション、学習といった要素は国際的に認められた緊急時の教育基準(INEE)でも推奨されており、緊急人道支援などの枠組みにおいて「図書館」の活動の意義がより認識され」
「自分自身でその正否を判断する前に大人の主張を刷り込まれてしまう状況は、次世代に新たな対立構造を生みかねない。」

 ↓下記は特に、なんでもかんでも図書館でおこなわれがちなのはなぜか、へのひとつの答えたり得る。

「シャンティの対象地域では、心的ケアの専門家を確保することは難しく、その国全体でも人的リソースが限られているため、心の病気など深刻なケースが仮に図書館に共有、相談された場合は専門機関につなげるような形式をとっている。本来の図書館の活動を大きく逸脱しているかもしれないが、私たちは「図書館(Library)」と呼び続け、子ども、人々は、そこに行けば未来に希望を持てる何かがあるのではないかという期待を胸に訪れる。仮に、特別な施設名にしたら、子どもも訪れる人々も躊躇してしまうかもしれない。非日常的な生活の中で、日常的な空間を提供することが図書館の可能性であると考える」


●CA2031 - 「データ視覚化ロードショー」:大学図書館によるデータ視覚化講座 / デヴィン R. ベイリー, ジェフリー C. オリヴァー, 鎌田 均(翻訳)
 https://current.ndl.go.jp/ca2031

 これは「教える」「催す」タグで。
 できれば、特に大学図書館でやることの意義と課題がもっと議論されたかった。

「データ視覚化を支援するサービスは、大学図書館の従来からの使命である情報リテラシー支援に合致し、米国を中心に近年比較的急速に拡大している」「大学図書館のような部門には、学内の幅広い対象にデータ視覚化支援のサービスを提供できる体制が備わっている」
「アリゾナ大学では、データ視覚化のための支援がそれまでの受動的なものからより積極的なものへと近年転換された」
「ワークショップの内容と提供方法を計画する上で、学習者に馴染みのないデータを使うこと(例えば土木工学者のためのワークショップに生物学のデータを使うこと)による余計な認知負荷と、初心者がワークショップ外で使うことが困難な過度に複雑なソフトウェアを使用することを避ける」
「受講者が持っている知識に即した形で、受講者が日常会する場所で提供する、という双方の意味において「受講者がいるその場所で届ける」ために、実施には十分な時間をかける」


●CA2032 - メタリテラシー:ポスト真実時代の情報リテラシー / 瀬戸口 誠
 https://current.ndl.go.jp/ca2032

 これは抽象的概念的である分、具体的取り組みの共有がもっと必要になりそう。引き続き注目。

「メタリテラシーは、「能力基準」に代表されるリスト形式で示される情報リテラシーの問題に加えて、ソーシャルメディア等の登場による情報利用の在り方そのものの変化によって提唱された概念…高次の認知機能(省察等)に焦点化している」
「「ポスト真実の世界において自分自身をエンパワーする」…このコースでは、メタ認知的反省や情報への感情的反応について理解を深めるために、メタ認知が組み込まれており、主要なテーマに、分断される情報環境への対応として信頼できるコミュニティの形成を挙げている」
「常に多角的に検討されるべきであり、終わりはない」「図書館を中心として展開してきた情報リテラシー教育についても、全学的な取り組みとして捉えるメタリテラシーや「枠組み」によって、大きな転換期を迎えている


●CA2033 - 内閣府エビデンスシステム(e-CSTI)の概要と今後の方向性 / 白井俊行
 https://current.ndl.go.jp/ca2033

 わかりやすくはあったが、難点や課題(要するにネガティブ面含めた話)が知りたい。
 ←→CA2034

「e-Radは、政府や関係する資金配分機関が研究開発事業を実施する際、研究者への公募情報の提供、応募、審査・採択、成果報告等の一連の作業をオンライン上で行う…電子システムという位置づけにとどまらず、科学技術分野におけるエビデンスを収集するシステムとしての機能も有している。そして、e-Radによって収集された日本の研究者の属性、予算執行額等のデータは、日本の科学技術分野におけるエビデンスとして分析・活用されており、そのエビデンスとなるデータの共有プラットフォームがe-CSTIである。」「データは、研究機関毎に集計され…全国立大学法人・研究開発法人の研究者の属性、予算等のインプット情報と研究成果である論文等のアウトプットが結びつけられた膨大なエビデンスデータが整備されている」
「e-CSTIでは、一定の割り切りの下、統一的なルールであるデータ標準化ガイドラインに基づくデータが収集されており、本データを活用することで、各大学における様々なデータを機関横断的に比較できる」


●CA2034 - 動向レビュー:公共施設等総合管理計画と公立図書館の施設整備 / 松本直樹
 https://current.ndl.go.jp/ca2034

 どういうことが問題・課題で、どういうことに留意しなければならないか、成功事例だけでなく検証すべき事例も含めて広く目配せされており、とてもわかりやすかった。

「この10年間、政府は、公共施設再編、インフラ長寿命化に向けて政策を推進してきた…(総務省)「公共施設等総合管理計画策定にあたっての指針」…ほぼすべての地方公共団体が公共施設等総合管理計画を策定し、アクションプラン等により実施している」「さらに図書館を含む個別施設計画(長寿命化計画)の策定」
「個別施設計画の策定では、法令等により住民の合意を得るための特別な手続きが定められているわけではない。しかし、図書館の場合、図書館法第14条で、運営等に関する図書館協議会への諮問について言及されていることに留意する必要がある」
「これまで図書館は新たに施設を整備することによりニーズ対応、機能向上を図ってきた。しかし今後は、大規模改修等により対応していかなければならない」


●CA2035 - 公共図書館における電子雑誌提供サービス / 間部 豊
 https://current.ndl.go.jp/ca2035

 まだまだまだまだ始まったばかりなのか。

「2021年度に富士山マガジンサービスと図書館流通センター(TRC)による電子雑誌サービス「TRC-DLマガジン」の実証実験が行われ(2)、その後2022年4月より正式にサービス開始となったことなどから、公共図書館においても電子雑誌を導入する図書館が増加しつつある」
「電子雑誌の提供環境は大きく二つに類別される。一つは電子図書館プラットフォーム上で提供されるケースであり、もう一つは独自の電子雑誌プラットフォーム上で提供されるケース」
「電子雑誌を1タイトル以上提供していることが確認できたのは83自治体・1広域利用圏」
「同一タイトルにおける電子雑誌と印刷雑誌に内容の違いが存在する」(LITE版の提供等)
「提供終了となった電子雑誌タイトルを図書館側が継続して提供する手段が無い」
「電子図書館プラットフォームの検索機能を用いても電子雑誌の書誌・所蔵状況を確認することができなかった」ケース等。


●CA2036 - ヤングアダルト世代と共に読書を考える試み:日本子どもの本研究会「ヤングアダルト&アート・ブックス研究部会」の活動 / 大江輝行, 須藤倫子
 https://current.ndl.go.jp/ca2036

「通常、本に関する研究会にはその想定読者は参加しないのが一般的だが」「YAA!にはYAブックスの中心読者であるYA世代の会員が多数参加し、活発に発言・発信している」「2022年の54回全国大会同分科会では、中高生・大学生の会員が進行も担いながら」


●CA2037 - 図書館向けデジタル化資料送信サービスへの北米からの参加の現状と今後への期待 / マルラ俊江, 原田剛志
 https://current.ndl.go.jp/ca2037

 ”手続き”もコストだということを、まじめなお役所の人やまじめな図書館の人にはもっと理解されてよい。
 デジタルアーカイブ類の「複写できなきゃ意味が無い」問題は、もっと焦点当てられてよい。

「ユーザーが違法行為をしないよう監視できる態勢を整えられない」「各機関に一人いるかいないかの日本研究司書が自分のオフィスを離れて同サービスの利用者を監視しなければならない」
「必要な提出書類の多さと複雑さ」「“Legality Checklist”において弁護士資格を有する者の署名が求められている件では、以前からその必要性を疑問視」
申請準備が容易なNLK(韓国国立中央図書館)のサービスへの申請が優先され、複雑なNDLの図書館送信申請は後回しにされている」
「この申請準備に要するであろう膨大な時間と労力を正当化できるだけの利用が見込めないため未だ申請まで至っていない」
「「複写サービスを提供できない」という点こそ北米で図書館送信の参加館数が伸び悩んでいる主因」
「法律を専門とする研究者から「個人送信サービスを海外居住者に提供する場合は、各国の著作権法との整合性、抵触がないかなど、適法性を担保する方策を検討する必要がある」という指摘があったとされるが、どのような方策が用いられ得るのか。」


●CA2038 - 動向レビュー:図書館の所蔵又は貸出が出版物の売上に与える影響に関する研究動向 / 貫名貴洋
 https://current.ndl.go.jp/ca2038

 これは良い動向レビュー。
 負でない説もあるし、負である説もあるし、とはいえどちらもそこまでの数ないし、いやそんなことよりもっとちゃんと広く動向を見ようぜ、的な。


●CA2039 - 動向レビュー:日本における図書館評価の現状―既存の実態調査を基に― / 田辺智子
 https://current.ndl.go.jp/ca2039

 これも良い動向レビュー。評価評価と言うけれど実際評価してそれでどうなん問題が浮き彫りになった感ある。



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2023年04月18日

今日の「CA読み」メモ: 市民会議、配慮する表現 他

●E2578 - 都道府県立図書館サミット2022<報告>
 https://current.ndl.go.jp/e2578

「各セッションの動画及び資料は,併催の「図書館総合展ウェブサイト」で公開されている」
“【動画・資料公開中】2022カンファレンスin鳥取 +都道府県立図書館サミット”. 図書館総合展.
 https://www.libraryfair.jp/forum/2022/518


●E2579 - 第33回保存フォーラム:洋古書の保存と取扱い<報告>
 https://current.ndl.go.jp/e2579

「「レッドロット」の対策方法について多くの質問が寄せられ…3人とも共通して,未だにレッドロットへの対策は何が最適解であるか悩んでいるとした。現状では他の資料への影響を軽減するためにアーカイバル品質の紙ジャケットや保存箱に収納し,専門家へ相談する」


●E2582 - 大学図書館の障害学生支援に関するシンポジウム<報告>
 https://current.ndl.go.jp/e2582

「視覚障害学生に対しては図書館利用に際して困っていることをヒアリングした結果,図書館に相談しても何も対応してくれないのではないかという不信感の存在が明らかになったという。南氏は当事者との対話を通して信頼関係を構築する必要性を指摘した」


●E2583 - 第70回日本図書館情報学会研究大会シンポジウム<報告>
 https://current.ndl.go.jp/e2583

「千葉市では,文献のレビューを共有するアプリ“BOOK MARRY”を用いて,授業における図書資料の利用について教員から学校図書館にフィードバックを行う試みを実施している」


●E2585 - 敦賀市知育・啓発施設「TSURUGA BOOKS & COMMONSちえなみき」
 https://current.ndl.go.jp/e2585

「社会情勢における書店数の減少(多様な本との出合いを促す個性ある書店文化を守る意図),近隣の市立図書館とのすみ分け(ターゲット層の違いや静謐環境に囚われない振る舞い等)も大きな要因」「その基底をなすのは,本には集客力があり,賑わいを生み出せるという考え」
「供用開始以前から,市内外の各種団体や市民を巻き込んで,指定管理者が「敦賀みらい会議」を立ち上げている。そこで対話を重ね,生まれたアイデアを実践するプロジェクトチームが供用開始と同時に並走し,毎週末にはイベントが開催されている」


●E2586 - 図書館の展示における表現に関するガイドライン(米国)
 https://current.ndl.go.jp/e2586

「民法又は刑法に違反して入国又は居住する「不法入国」に関して,「不法」という言葉は行為を指す場合にのみ用い,人について用いてはならない
「「反アジア感情」といった婉曲表現を避け,状況に応じて「反アジア的先入観」,「反アジア的嫌がらせ」,「反アジア的暴力」などの表現によって具体的かつ詳細に記述する」
「障害の制約的側面ではなく,能力的側面を強調する」「障害の存在よりもアクセシビリティへのニーズの有無という観点から記述する(例えば「障害者用駐車場」ではなく,「アクセシブルな駐車場」と書く)」


●E2588 - 2022年度NDLデジタルライブラリーカフェ<報告>
 https://current.ndl.go.jp/e2586

「東京大学史料編纂所の中村覚氏は,技術者の立場からNDLOCRの利用デモと応用事例を紹介した。デモは,中村氏が開発したGoogle Colaboratory上の実行環境で行われ,プログラミングになじみのない利用者でも気軽にNDLOCRを試すことができる工夫をした」


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2023年04月12日

今日の「CA読み」メモ: 遍在する多様性・公平性・包摂性、ゲーム感覚のウェブアーカイブ 他


●E2563 - 日本のアニメ総合データベース「アニメ大全」
https://current.ndl.go.jp/e2563

「一般社団法人日本動画協会が2015年9月より準備会を発足しスタートさせた『アニメNEXT_100』プロジェクトの集大成」
「日本のアニメアーカイブを促進するための共通基盤として活用されることを目的としている」
「規模に差異はあるが,アニメ作品を収蔵している機関は少なからず存在している。そこで,「アニメ大全」が日本のアニメ作品を所蔵する機関共通のマスターデータベースとしての役割を担い,活用されることでアニメアーカイブが促進され」


●E2564 - 米国・OSTPによる研究成果公開に関する政策方針について
https://current.ndl.go.jp/e2564

「2022年8月,米国大統領府科学技術政策局(OSTP)は,連邦政府から助成を受けた研究成果の即時公開を求める覚書を発表」
指針の中心に「公平性」を規定していること等を評価するコメントがあった」


●E2565 - 講演会「“あなた”はなぜ,図書館に行くのか」<報告>
https://current.ndl.go.jp/e2565

「同志社大学准教授の佐藤翔氏」
「図書館利用の決定要因モデルを提示しながら,利用の決定要因が解明されれば利用を伸ばすことができ,よりよい成果につながると期待できることが示された。次に,それら要因を探る,統計学的分析による結果の解説が続き,人口学的な特性,パーソナリティーによる要因などの様々な分析結果を知ることができた」


●E2566 - ウスビ・サコ氏による関西館開館20周年記念講演会<報告>
https://current.ndl.go.jp/e2566

「サコ氏は,日本での生活においては,日本人と同化することではなく,共存による「共生社会」の実現(居場所の開拓)が重要であったと述べる。では,この共生社会を実現するために,「国立図書館」はどのような役割を果たすことが期待されるのか


●E2567 - 2022年VIAF評議会会議<報告>
https://current.ndl.go.jp/e2567

「米・ゲティ研究所のゲティ語彙集(E2046参照)および偏りのない用語と個人のプライバシーをめぐる問題点」
「ゲティ語彙のこれからの課題として,偏りのない用語の採用,多様性,個人のプライバシーと研究との関わりが挙げられた。例えば,AATでは“illegal aliens”を“undocumented immigrants”のデータの「を見よ」参照形として位置づけ,さらに「軽蔑的な語(Pejorative term)」というフラグを付して,使用を避けるよう注意喚起をしている」


●E2568 - 佐賀県立図書館「みんなの森」開室について
https://current.ndl.go.jp/e2568

「読書バリアフリー専用の部屋として整備」「当館は60年以上前に設計された建物であり,ハード面でのバリアフリーが遅れており…そこで,1階の入りやすい場所に新たに窓口を設け,心のバリアフリーをもって対応することにより,誰もがより利用しやすくなるよう試みた」


●E2569 - 多様性・公平性・包摂性研究に関するコレクション評価(米国)
https://current.ndl.go.jp/e2569

 所蔵状況だけでなく、発見可能性も重要なポイントであると。

DEIが多様な分野にまたがり,明確な定義づけが難しい広義のトピックであるために,資料の発見可能性に課題があること,目録作成時に配慮が必要であること」
「(非営利の文化機関から受賞歴があるDEI関連タイトルについて)DEIに関する情報が含まれると思われる目次と要旨の両方が含まれていたレコードは36.5%に過ぎず,DEIのような複合的で複雑なトピックに関する資料は,目録作成時に配慮が求められる」


●E2570 - 博物館・公民館と課題共有:非正規雇用職員セミナー<報告>
https://current.ndl.go.jp/e2570

「職務を限定されない一般行政職が主導権を持つ自治体行政において,専門職は傍流視され「非正規化」し,「女性労働化」が進んできた


●E2571 - 第31回京都図書館大会<報告>
https://current.ndl.go.jp/e2571

「京都市図書館が取り組んだ認知症の療法の一つである回想法の実践と認知症関連イベント等について報告」
「大学生等の他世代交流・他職種協働につながり,さらに職員が認知症について学習・研鑽を積むことにより図書館と地域の連携が深まった」


●E2572 - 「コバショでビブリオ」発起人インタビュー
https://current.ndl.go.jp/e2572

「大賞に小さな「まちの本屋」が選ばれたのは,その空間がまちに溶け込み,独自の魅力を放っているから」


●E2573 - ぎふメディアコスモスは屋根のついた公園である
https://current.ndl.go.jp/e2573

「市民協働・共創を誘発する図書館像…本や情報を契機としたひとの出会いやつながりを文化資本として蓄積していくプロセスを重視してきた。」
「 柴橋正直市長は,シビックプライドを市の重点施策に掲げ,ぎふメディアコスモスをそのセンター施設として役割化…市民ライター育成を目指す「メディコス編集講座」である。季刊広報紙『メディコス文化道』も創刊した。」
「私たちに課せられた課題は,図書館と他の部署が連携し,ぎふメディアコスモスが持つ機能全体の総和として,市民と協働しながら情報を収集・集約し共創を続けていく柔軟な仕組みづくりである」


●E2574 - NPO本の学校10周年:横断的な読書環境の実現に向けて
https://current.ndl.go.jp/e2574

「昨今では出版市場が縮小し,書店数が激減するいっぽうで,独立系のユニークな書店やひとり出版社が若者の支持を集め,本のある場所をまちづくりや地域の拠点とする動きが広がるなど,従来の枠組みではとらえきれない現象が顕著になっている」


●E2575 - 早慶和書電子化推進コンソーシアム:早慶の新たな取り組み
https://current.ndl.go.jp/e2575

「和書について,コンテンツ不足や利用制限など電子書籍の課題に向き合う
「2022年10月から1年半の期間限定プロジェクトとして実証実験を開始」
「国内出版社5社(岩波書店,講談社,光文社,裳華房,日本評論社)のタイトル約1,200点を紀伊國屋書店の法人向け学術和書電子図書館サービスKinoDen上で早慶の学生・教職員に対して提供」
「コスト増,紙の売り上げ減少,印税処理の複雑化等の危惧を払拭することは簡単ではない。このため,期間限定の実験的な取り組みと位置付けること,かつそれを有償で行うことで,今ある不安が現実となるのかそうでないのかを実際に検証する機会とした」


●E2576 - ゲーム感覚のウェブアーカイブの取り組み(米国)

「このプロジェクトでは,ゲームウォークスルー(実況配信のようなもの?)とウェブアーカイブのプロセスとの類似性に着目し,ウェブアーカイブのプロセスを動画配信し,またゲーム性を取り入れることによって,ウェブアーカイブをエンターテイメントのように楽しめるものにする」「クローラーや既存のプログラム自動実行ツール等を利用して,インタラクティブなウェブサイトをアーカイブするプロセスを動画配信」
「配信されるウェブアーカイブのプロセスをスポーツ観戦のように楽しめるものにするため,ゲーム性を取り入れている」→スピードラン

posted by egamiday3 at 21:25| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月04日

2023年04月03日のtweet (@egamiday)








































































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2023年04月03日

2023年04月02日のtweet (@egamiday)








































































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2023年04月02日

2023年4月1日のtweetまとめ(@egamiday)

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