※今回は”夢落ち”です。
(参照) ビブリオバトルとは?
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夢の中で司会者が言う。
「自分で選んだ本を紹介するだけでは真のビブリオマスターとは言えません。
こちらが指定した本を紹介し、多くの人に「読みたい」と思わせてください。」
登壇者は2−3人。
すでに何回戦か勝ち進んだ、準決勝か決勝に近いくらいの場。
オーディエンスは50人。
「今回の課題図書はこれです」
司会者が課題図書を示す。
まったくの新刊なら、事前に読んだことある、という偶然も起こらなくていい。
登壇者はこの課題図書を50人のオーディエンスに向かって、ビブる(←えっ!?)ことになる。
準備時間は、企画によっては1時間でもいいし、1日でもいい。どちらでもそれなりにおもしろくなりそうな気がする。
ただ、同じ図書を紹介するということになると、登壇順によって有利・不利が大きく左右されることになってしまう。
これについての対応その1。とはいえ、先が有利な場合もあれば、先が不利な場合もあろう。そこはあえてふつーに抽選とかでいいんじゃないか。という考え方。
対応その2。登壇者が2人、オーディエンスが50人なら、オーディエンスを25人づつの2班にわけ、先攻後攻を入れ替えて登壇させる。これで対等。
webで動画なら登壇順関係なくなるよ、と言われるかもしれない。
ただ、ビブリオバトルはぜひライブで、客前で行なわれてほしい。
でないと、お客の反応を見て内容・戦法を変えるということができなくなってしまうので。
というわけで、そこまでやるからにはやはりこの回は、準決勝か決勝くらいの場と思われる。
そんな、夢。
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半ばくらいの企画。
ビブる本は、自分が選ぶのでも、課題図書でもどちらでもいい。
同じ本が10冊与えられ、登壇者はそれを抱えて街へ出る。
街を行く人を選んで呼び止め、その場でその本を紹介する。
相手がその本に興味を持ち、その場で1冊買ってくれたら、クリア。
それを繰り返し、手持ちの10冊をすべて売りきるまでの、タイムを競う。
題して、「書を持って街へ出よう」バトル。
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用意された10冊の本の中から、自分で好きなものを選び、ビブる。
というところまではまあ、ふつうのバトル。
但し。
その1。用意された10冊が、「桃太郎」「浦島太郎」「あかずきん」のような、誰でもがすでに知ってるような昔話の絵本。それでもなお、オーディエンスに「読みたい」と思わせることができるかどうか。
その2。用意された10冊が、統計、法律、データ集のような、いや、読むもんちゃうし誰も読みたいと思わへんやろ、というようなもの。それでもなお、(ry
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10枚(別に10じゃなくていいんだけど)のカードが用意されている。
カードは、表を向けて自分で選んでもいいし、裏を向けてひかせるというランダムなのでもいい。
カードには、これからビブる相手であるオーディエンスが書かれてある。
「女子高生50人」
「大阪のおばちゃん50人」
「○産のゴ○ン社長+○間○代の2人」
「たったいま、その本を原作とした映画を見てきた50人」(←これはイヤすぎるw)
何割の人に読みたいと思わせるか。
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ついに、決勝戦でも勝利を収め、全国○万人の頂点に立った、ひとり。
「おめでとうございます。あなたが優勝者です!」
司会者が祝福する。
「では、これから、真のビブリオマスターになるべく、最後のチャレンジにのぞんでいただきます。」
その場で、アイマスク&大音量ヘッドホン。
手を引かれ、車に乗せられ、何かしらの乗り物に乗せられ、移動、移動、移動・・・。
20時間ほど経っただろうか。
椅子のようなものに座らされ、ゆっくりとアイマスク・ヘッドホンがとりはずされる。
おそるおそる目を開ける。まぶしい。
どこかの屋内。
どこかはわからない。窓もない。
目の前に50人ほどのオーディエンス。
日本人でないだろうことだけはわかる。ある人は濃い黒ひげ、ある人は白い肌、ある人はアフロヘア、ある人は見慣れぬ民族衣装。いったいどこの国の人たちなのか、それともそれぞれ違うのか。
目の前に置かれた一冊の本。
アルファベットであることはかろうじてわかる。が、あきらかに英語ではないし、フランス語やドイツ語ともたぶんちがう。見たことのない言葉。
司会者(あんた、おったんか)が高らかに宣言する。
「これが最後のチャレンジです。この本をこの方々に紹介してください。8割以上の方に読みたいと思わせることができれば、あなたこそが真のビブリオマス
できねえよ。
※注。あたし自身はまだビブリオバトルを、生でも動画でも見たことがありません。
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