2013年05月28日

(メモ)『文化を育むノルウェーの図書館』を読んだメモ

 ざっと読んだメモ。
 でもほんとはもっと読まれるべき。

文化を育むノルウェーの図書館 : 物語・ことば・知識が踊る空間 / マグヌスセン矢部直美, 吉田右子, 和気尚美著. -- 東京 : 新評論 , 2013.5.
9784794809414

・人口500万人で公用語が3つある。
・定住移民13%。

・ブックボート。
・ノルウェーには、イースター休暇には推理小説を読む、という習慣がある。(!?)

・大学は40弱。ほとんどが国立か公立。学費無料。学生ローン制度。
・書籍代が高価なので指定図書が必須。
・2001年大学改革による、海外との単位互換、留学生増加。
・ドランメン図書館は、公共図書館と大学図書館が一体化した館。
・全国共通図書館カード。1枚のカードで全国の図書館を利用できる。大学図書館も同様なので、学生は図書館カード(=学生証)でほかの大学図書館も利用できる。大学に属していない利用者も、公共図書館のカードで大学図書館をそのまま利用できる。「学歴が高くなりつつある傾向はノルウェーも日本と同じで、仕事の専門性も高くなっている」。ただしこの制度に加入している図書館は全体の75%で、公共図書館は積極的だが大学図書館は消極的。
・新聞投稿記事「大学図書館は必要だろうか?」(Aftenposten, 2012.8.13)

・国立図書館と著作権管理団体との合意で、1900年から2000年までにノルウェー国内で出版されたすべての図書約25万冊がデジタル化され、国立図書館のサイトで無料公開される。(ノルウェー国内からのアクセスのみ)利用されたページごとに0.33-36クローネを国立図書館が著作権団体に支払う。経済的損失が大きいと判断されれば非公開に戻すことも可能。
・ノルウェーの書籍は出版部数が多くないため、一度絶版になると古書でも入手し難い。だからデジタル化に大きな意義がある。

・ノルウェーで日本語を教える大学は、オスロ大学の他にベルゲン大学やトロンハイム大学があるが、これらの大学では日本語・中国語ができる司書は勤務していない。
・日本学の規模が大きく歴史も古いオスロ大学。
・日本学を専攻すると、日本語を学び始めて二年目に一学期間、日本の大学で勉強することになっている。(そのサポートby日本の大学図書館は?)
・2001年の日本学科学生新入生は20人。→2013年60人。
・課程を修了しても日本語を活かした仕事をノルウェーで見つけるのは困難。
・日本文化の興味は圧倒的にポップカルチャー。その中でも、マンガ・アニメからJポップやJファッションに人気が移りつつある。(10代の男性→10代の女性へ)
・「セリエテーケ」。オスロのマンガ専門図書館。日本のマンガが多い。
・マンガがノルウェー語訳されることは現在はなく、日本語版か英語版。
・日本文学と言えば村上春樹。
・かつては英訳からのノルウェー語訳が多かったが、最近は日本語から直接訳されるようにもなる。

・人は、自分だけの私的空間が必要であると同時に、みんなで集まって自由に過ごす公的なスペースが必要。


posted by egamiday3 at 21:35| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする