2019年07月18日

今日の「CA読み」メモ:「ちいさなおはぎ屋」「Japan Open Science Summit 2019」他


 いつも思うんだけど、執筆者署名は冒頭にほしいなって。読み始めて5秒で、これ誰が書いたんだろうって気になってガッとスクロールする毎回。

 あと、とっくにバレてると思うんですが、要するにCAをダシにして自分の言いたいことを言ってるというだけの企画です、そんなつもりではなかったんだけど。


●E2152 - 起業における図書館活用(2)ちいさなおはぎ屋はじめました
 http://current.ndl.go.jp/e2152
 これを読んで一番に考えたことには、これまでのカレント・アウェアネスにはあまりジャーナリズム的なものは感じられなくて、それはもちろんそういうつもりではやってないからってことなんだろうけど、ジャーナリズム的に記事が書かれたカレント・アウェアネスをどこか求めている自分がいるにはいるわけです(それは別に図書館雑誌からも感じないし)。カレント・アウェアネスはそれこそキュレーション的なことをやってるということなんだろうけど、キュレーションよりもジャーナリズム寄り的な立ち位置の、何か、ってこの業界ではどんなんだろうなと。そういうことできるとほんとはおもしろいんだけどな、と。
 と言いつつ、ジャーナリズムって何かねなどということはあたしみたいなヘッポコにはあれなんですが。それが証拠に、なぜ「ちいさなおはぎ屋」記事からそんなこと連想するのかという。

 なおビジネス支援という意味で言えば、最初のきっかけとなった「相談会では,一般社団法人広島県中小企業診断協会の中小企業診断士,広島県信用保証協会職員,図書館の司書が,事業プランが不十分な状況にもかかわらず親身に相談に」あたりが図書館のビジネス支援取り組みとしては非常に理想的というかやるべきことちゃんとやってて、NYPLがなんぼのもんじゃという感じではあるのですが、無論、このおはぎやさんの成功要因としてはこれの数百倍の多々な知的基盤、人的ネットワーク、プロのビジネス支援等々の”マジなビジネスの世界”でのあれこれがあっただろうし、そこを乗りこなした人たちだからこその成功者記事だとは思うんですが、なんていうかな、そういう”マジなビジネスの世界”と自分とが決して無縁ではないんだ、そういう世界の”風景”を壁越しにでものぞけるんだ、というつなぎなり踏み台なりの役目、ロマンをロマンで終わらせないリアルの1丁目的な役目ができるのが、公共図書館というものならではの強みなのかな、っては思いますね。
 それは”入口に絞り込みがない”からこそかなうわざ、というか(ハローワークでできるじゃん、ていうことは逆に言うと、ハローワークに行く人にしか届かないじゃん、的な)。


●E2153 - 大学図書館の成果を測る:Project Outcome大学図書館版
 http://current.ndl.go.jp/e2153
 調査という名のクライテリア的な。回答じゃなく出題が世界をかたちづくる、的な。
 これ、各機関のつくったフォームと、回答集計結果を、ユーザ機関間で共有できたりとか・・・まあそれは難しいかな。
 あと必要なのは、Googleフォームじゃダメな理由、かしら。


●E2154 - 国立国会図書館,次世代デジタルライブラリーを公開
 http://current.ndl.go.jp/e2154
 「次世代デジタルライブラリーの目的は,全文テキスト検索機能,機械学習(AI技術)を応用した自動画像処理機能,IIIF API(E1989参照)等の次世代図書館システムへの実装が期待される新たな機能の技術的有効性を検証する」「本サービスで先端的な機能を実験的に一般公開し,利用者やエンジニアからのフィードバックを得ることによって,正式サービスに導入する技術を検討する際の見通しを立てやすくなる」
 →最高のパターンのやつ。


●E2155 - Japan Open Science Summit 2019<報告>
 http://current.ndl.go.jp/e2155
 なんかもうあれだな、すべてのものがオープンサイエンスに通ず、的なノリになってるな、もちろんそれでいいと思うんですが。ていうか、そもそも図書館という機能自体がオープンサイエンス的なものなんだから、あたりまえなんだけど。(一時のバズワードで終わらないようにするには、過去の概念を呑み込みに行くくらいがいいのかな、とかなんとか)
 こういう集まりについてほんとにレポートが読みたいのは、末尾にあるような全体のラップアップ企画で、本稿でいう「多岐にわたるセッションのテーマに基づき議論された」にあたるところ、だったりしますので、選んで書くんだったらそっち選んでいただけるとありがたいなと思いますね。個々の文科的テーマだとよその記事とかで読めばまかなえたりするけど、最後に横断的なまとめがされるのこそがそのイベントならではだし、わざわざいろんな人が集まった意味というか旨味がうまれるところだと思うので。それは例えてみれば、朝ドラで後半にさしかかると故郷側のキャラと東京(大阪)側のキャラとが徐々に出会い交わり始めるあたりのおもしろさ、的な。
「JOSS2019」
「国内でオープンサイエンスに携わる関係者を対象としたカンファレンスであり,昨年(E2051参照)に続き2回目」
「研究者,大学や研究機関,図書館,市民や社会との境界を超えた相互作用や相乗効果について」


●E2156 - IFLA,貴重書等の整理におけるRDA適用に関する報告書を公開
 http://current.ndl.go.jp/e2156
 たぶん、自機関本体ががっつり採用して充分にこなれた頃になってから、ぼちぼち検討し始める、くらいでも罰はあたらないんじゃないかな、って思った。貴重書サイドにしてみれば、もう何度目のモデルチェンジだよ、ていう感じだろうし。



posted by egamiday3 at 07:57| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする