2020年02月22日

第1章「センパイがくれた勇気と見積り」(概要と経緯) - 『君に届け 〜 OCLCと日文研をつないだ目録・ILLの物語』


●その背中に叫んでも届かない

 海外には日本について研究したり勉強したりする人たちがいて、日本の資料・情報を必要としています。日本からその資料・情報を海外へいかに届けやすく、伝わりやすく、見つけやすく探しやすくできるかが、海外の日本研究を支援・サポートするための大きなカギとなる。
 というようなことを専門にやってる機関がうちとこ、国際日本文化研究センターとその図書館であり、そういうことを始終考えてるような者がそういうことについて書いた下記のあれこれが、この記事の前提にあります。

・江上敏哲. 『本棚の中のニッポン : 海外の日本図書館と日本研究』. 笠間書院, 2012.5. 
 http://doi.org/10.15055/00006806
・江上敏哲. 「海外における日本研究と図書館 : 概観および近年の動向・課題と展望」. 『情報の科学と技術』. 2017, 67(6), p.284-289.
 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jkg/67/6/67_284/_pdf
・江上敏哲. 「日本からの学術資料の提供をどう実践するか : 国際日本文化研究センターによるOCLC参加の取り組みから」. 教育と研究の未来(紀伊國屋書店). 2018, OCLC News 特別号.
 https://mirai.kinokuniya.co.jp/2018/06/4006/

 日本から海外に資料・情報を届けるのにも、いろいろと方法があります。出版物を売り買いする、学校で教える、学会集会でコミュニケーションする、インターネット、デジタルアーカイブ、SNS等々。その中でもここで問題にしたいのが、図書館同士による図書・コピーの送りあい、いわゆる「相互貸借」「文献複写」とか「ILL(Inter Library Loan)」「DDS(Document Delivery Service)」などとと我々界隈で呼び習わしているものですが、以下、全部ひっくるめてこの記事では「ILL」と書きます。
 そもそもどんな図書館であれ、利用者に対してまともに資料提供機能を果たそうとするならば、この「ILL」による図書館同士の横のつながりがなければ成り立たない、君なしでは生きていけないということは、業界界隈の方なら当然承知のことと思います。これは海外の日本関係図書館にとってはいよよ切実で、恵まれてても数万冊、だいたいが数千数百規模の蔵書しかなく、それでは現地利用者のニーズを充分にはまかなえない。かたやデジタルはと言えば、英文中心の電子書籍や理工系中心の電子ジャーナル、PDメインのデジタルアーカイブや紀要メインのオープンアクセス。ほんとに欲しい文献がデジタル化されてくれてることはまだまだ少なく、欧米・中韓に比べても資料の電子化が遅れたまま、そんな失われたn十年を過ごす我々にとって、質・量、品揃えとコストの問題を解決してデジタルが満足に手に入るようになるのは、残念ながらまだ先の未来っぽい。となれば、紙でもしゃあないから、日本からの図書・コピーの取り寄せで解決したいという、日本→海外間のILLサービスへのニーズは当面続く、続けざるを得ないだろうという感じです。

 となれば国際的に日本文化の研究をサポートするセンターさんはそのILLをさぞや、とよく言われてきたのですが、これがなかなかうまく行かずに難儀してた、というのがこれまでのうちとこの実情でした。30年前20年前の古文書をひもといてみる(文書保存は大事です)と、結構な試行錯誤であの手この手を繰り出していた様子はわかるのですが、残念ながらいまに伝わるほどではなかったっぽい。結局のところ、所蔵資料が海外からは発見されにくく、利用もされにくいしリクエストも届かない、たまに届いてもほとんどその場しのぎのソリューションしかない。多くの日本の図書館における現状と、まあほぼ同じ惨状だったわけです。
 例えば、所蔵資料が発見されにくい問題。webOPACかCiNii経由で探してもらうしかないわけですが、CiNiiですらそれなりに日本リテラシーの高い海外ユーザくらいしか使わないわけで、決して発見され安いとは言えない。そこからさらにリクエストを送ろうとすると、ユーザさんは何ステップものタスク(webにしろリアルにしろ)を乗り越えなきゃいけないわけですから、リクエストも届きにくい。
 たまに何かのかたちでリクエストが届いても、サービスの対価を海外から受けとる方法が限られている。クレジットカードは使えないし、IFLAバウチャーも使わせてもらえないし、銀行振込には高額な手数料がかかる。日本の図書館の海外ILL受付がうまくいかないのは、結局この「どうやってお金受けとろう」問題に帰するところがあって、まあ、ラスボスです。
 これを解決しようと大学図書館業界ががんばって編み出したのが「GIF(Global ILL Framework)」でしたが、うちとこはこれがトラブル続きでデータのやりとりや料金のやりとりがスムーズに行かず、まともに機能した試しがありませんでした。おまけに2018年3月でGIFは終了するし代替手段も見つからない、開始当初はそれなりの存在だったと思うんですが、サービスとしてアップデートし損ねたんだろうと思います。日本から海外文献を取り寄せるという観点からは、電子が整備されてほぼ興味失ってるという感じだったし。

 ただ、うちとこに話を戻せば、それなりに何年もの間がんばってあがいてはみてたわけです。そもそもGIFでうまくやりとりできないのはうちとこの経験値が少ないせいであり、リクエスト件数を増やしてサイクルを上げれば成功率も高まるんじゃないか。「センパイ、うちとこにILLリクエスト送ってクレナイカナー」って待ってるだけじゃ振り向いてもらえないわけなんで、英文案内を整備する、国際会議でがんばって営業活動する、「センパイお願いっ、うちとこにILLリクエスト投げて!」って、何度となく叫んでみました。涙ぐましい。
 …が、うまく行かない。行くはずがありません。ユーザは誰も「よし、自分はいまからILLリクエストを送るぞっ」って決心してリクエストなんかしません。《必要な資料・情報がある→その資料・情報の所在がわかる→リクエストする》、という一連の行動の流れがあるわけで、その「資料・情報の所在がわかる」のところにうちとこの目録情報が飛び込んでこなきゃ、気づいてももらえないし、ふりむいてもらえるわけもない。センパイに声をかけてほしければセンパイの通学路に出てきてください、自分の部屋の中で叫んでたってダメです、と。ましてや、最初から日本という分野にその気があって自らCiNiiを検索しに来てくれる積極的なセンパイならまだしも、それほど日本リテラシーも高くない初学者や一般人やよその分野の人に、CiNiiひきに来てクレナイカナーつっても、他校のセンパイが来るのを自校の校門前で待ってて物語が始まりますか、っていう。

 えっと、なんだっけ。
 そのセンパイの通学路、じゃない、海外ユーザの情報検索のメインストリーム、として「OCLC」がある、ということですね。

 
●出逢える場所に、私がいない。(ダメじゃん)

 OCLC、Online Computer Library Centerは、世界規模の図書館サービス機関であり、北米中心ではあるものの、172ヶ国/地域の7万以上の図書館が参加する国際的な機関である、と。その総合目録であるWorldCatは、書誌レコード4億、所蔵レコード26億、ビリオネアじゃないですか、しかもそれをworldcat.orgでオープンに公開していて、世界中から検索されているポータル的な存在である、と。そしてその総合目録をベースに展開しているのがWorldShare ILLというILlサービスで、56ヶ国の1万館が年700万件のリクエストをやりとりしている、と。
 ああなるほど、ここに参加すれば海外への目録情報発信もILLやりとりもできるんだね、ソリューションあるじゃないですか。
 と思いきや、残念ながらこの国際的図書館サービス機関への日本からの参加が驚くほど少ない、というのが現状です。日本から海外に資料・情報が届きにくい理由のひとつが、ここにもあります。WorldCatに目録情報を登録して、WorldShareILLで資料のやりとりをしているのが、日本では早稲田大学とあといくつかくらい、国立大学・研究機関からは無しです。だから逆に言うと、早稲田大学の図書館は海外の日本研究者や学生さんの間ではすごく有名で、現地で話をしてると何かにつけて「WASEDA」の名前が出てきますから、ブランディング的にもしっかりできてるという感じです。
 そう、うちとこもここに参加できればいい、と。早稲田という先輩がいるんだから(註:ここで言う「先輩」はほんとの先輩の意味です)。
 世界中のユーザさんがひきに来てる総合目録WorldCatでうちとこの資料がヒットし、ファインダビリティとディスカバラビリティが上がり、料金収受もスムーズと聞こえの高いWorldShareILLでリクエストをやりとりし、うちとこの図書現物なりコピーなりを届けることが、ルーチンワークとしてサステナビリティになれば、世界の日本研究が推進されて海外ユーザに喜ばビリティなだけでなく、うちとこのセルフ・ブランディングビリティ的にも向上ビリティなわけです。

 これはやや細かい話になりますが、うちとこの蔵書は通常の総合大学さんのようなところとは違い、かなりヘンクツです。蔵書数自体そこまで多くないし、一般ウケしそうな書籍もそれほど多くない。その一方で、ニッチな分野・トピックで所蔵館の極少なそうな軽くレア的なやつがそれなりにある。となると、そういうニッチな蔵書でストライクをとりたければ、検索者という母数が相当大きくないと難しいわけです。自ら意識的にCiNiiをひきに来てくれるような中小規模の検索者数(註:あくまでWorldCatとの対比です)だとなかなかうちとこの蔵書がストライクをとれそうにはなくて、もっと多くの、それこそWorldCatレベルの巨大規模で検索しにきてもらえることで、やっとストライクがとれそうな相手とマッチングできるんじゃないか。という意味でも、WorldCatのような大舞台でのディスカバラビリティが結構大事だと思ってます。

 そう、やはり狙いはOCLCである、と。早稲田先輩を見習って、その背中に追いつけ追い越せと。
 …などと、口で言うだけ、頭の中で妄想するだけならなんとでも言えますが、ちょっと考えてみてもこれがなかなか高嶺の花なわけです。
 目録を登録する? え、50何万冊、書誌30万件を、誰が? どうやって? いくらかかるの?
 OCLCってMARCでしょ? うちとこってあれだよ、NACSIS-CAT、CAT-Pフォーマットだよ。そう、日本の大学図書館がなかなかOCLCの海に漕ぎ出せない大きな理由のもうひとつがここにある、良いガラパゴスとそうでないガラパゴスは紙一重、っていう。
 しかも、書誌レコードって全部日本語で、ローマ字なんか無いんだよ? そんなのOCLCに入れたところで、どれだけヒットしてもらえるろうか、と。実際海外のユーザやライブラリアンに相談してみても、そりゃあなたローマ字無かったら現実問題として検索してもらえませんよ、という反応でした、ええ、そりゃそうです。

 それやこれやが全部クリアできたら夢みたいだけど、でもでも、そんなこと無理だよね、うちとこなんかにそんなことできっこないもの、と。
 校舎の影からそっと眺める遠い存在でしかない、とまでは言わないにもしろ、まああれだ、NIIさんが頑張ってNCのレコードをOCLCに投入してくれるのを、そう遠くない未来と信じて待ってる方が現実的なんじゃないかな、ていう構えでした。
 2020ってそういうことなのカナー、って。
 …あ、そういうことじゃないんだ。というのが分かるようになってきてから、あれ、これホンマに10年経っても20年経っても、OCLCへの船出のドラは鳴らせないんじゃないか、そんなことで国際的に日本文化云々って名乗ってみたところで、結局は海外の日本研究関係者のみなさんにソッポ向かれて終わるんじゃなかろうか。

 そういう意味でもなんとかしなきゃと危機感を感じていたところに、耳にしたのが、これも先輩(註:ほんとの)のニュースでした。
 つまり、OCLCにデータを投入することに成功した、という先輩の話です。


●センパイがくれた勇気と見積り

 出逢いは、何年か前の近畿地区MALUI名刺交換会だったと記憶しています。
 ある人にお会いしたのですが、その方、パワポで描いたポンチ絵的なのを印刷して来てて、見せてくれはるわけです。確かおっしゃってたのが、自分のとこのデータベースのデータを、国内・海外問わずあちこちに流通させて、見つかりやすくしたい、このポンチ絵だけでなくもっと何か他に出せるルートはないだろうか、というようなことだったと思います。拝見して、度肝を抜かれました。いや、もうこれほぼ完璧というか、その時点で考え得るほぼすべてのルートを視野に入れてはるんじゃないか、っていう。
 そしてその中にOCLC WorldCatもちゃんとある。
 これを見て、あ、あかん、自分本気出してない、って反省させられました。

 その時のポンチ絵そのものではないですが、いまネットで公開されてるものから引用すると、こんなんです。
takada.png
 (高田祐一. 「発掘調査報告書の電子公開による情報発信とその新たな可能性」. 『デジタル技術による文化財情報の記録と利活用』(奈良文化財研究所研究報告21). 奈良文化財研究所. 2019, p.73-78. http://hdl.handle.net/11177/6888 より)

 このころも、そしていまも、奈文研さんと東文研さんはなかなか目の離せない、輝いてる先輩っていう感じがします。そのご活躍には枚挙に暇が無いという感じなので、カレントアウェアネスでキーワード検索でもしていただきたいのですが、当時自分が注目してたのが特に以下あたりです。

・東京文化財研究所、展覧会カタログ情報をOCLCで提供 (2016年10月)
「第7回美術図書館の国際会議(7th International Conference of Art Libraries)への参加」
http://www.tobunken.go.jp/materials/katudo/240626.html
「東京文化財研究所は、本年度このOCLCに、日本で開催された展覧会の図録に掲載される論文情報を提供することになっており、来年度にはこうした当研究所のもつ情報が世界最大の図書館共同目録「WorldCat」や、OCLCをパートナーとする「Art Discovery Group Catalogue」で検索することができるようになります」

・奈良文化財研究所、全国遺跡報告総覧とWorldCatのデータ連携開始 (2017年2月)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2017/02/worldcat.html
OCLCのセントラルインデクスに奈文研がデータを提供して、WorldCatで全国遺跡報告総覧の検索・リンクができる。
「WorldCatの検索結果画面から奈良文化財研究所の全国遺跡報告総覧に画面遷移し、収録する発掘調査報告書の PDF をダウンロードできる」
(「「全国遺跡報告総覧」は、埋蔵文化財の発掘調査報告書を全文電子化して、インターネット上で検索・閲覧できるようにした“電子書庫”です。「総覧」は、全国遺跡資料リポジトリ・プロジェクトによって構築された遺跡資料リポジトリ・システムとコンテンツを国立文化財機構 奈良文化財研究所が引き継ぎ、運用しているものです」)

 てっきり高嶺の花か夢物語かでしかない、と思ってたOCLCについて、身近なところに実際の成功例がある、と知れたわけです。あれ、これってもしかして、うちとこにとっても遠い対岸の花火ってわけじゃないんじゃない? と。これで食指を動かさなかったら、それこそウソじゃない? と。

 というところでの、出逢いその2、です。
 2016年・冬、都内某所にて。
 東文研さんがOCLCにデータ投入なさったんですよね、あれってどうやってできたんですか、ていうか、うちとこもちょっとマジでOCLCさんとこで目録とILL、なんとかできないかなって思ってるんですけど、と。なんかもう、丸投げのような体当たりのような相談を、とある人に持ちかけたのが、きっかけでした。
 本事業については、その前史的なころからずっと紀伊國屋書店さん、そのOCLCセンターさんと京都店さんにはお世話になっていて、まあOCLCのエージェントだからそりゃそうなんですけど、いろんな提案なり助言なりをその時々で与えてくれはったわけですね。実務的な調整の段階がしばらく続いていた頃も、技術的なこととか制度的なこととがわかんないのを、まるで自分ごとかのように親身になって対応してくださって、なんていうかな、途中でくじけそうになる気が全然起きなかったのがありがたいなって思います。
 とはいえ、最初からいきなりベストな選択肢にたどり着けたわけではもちろんなくて、そこは試行錯誤があったわけです、こういうかたちで実施するとこれくらいの計算になります、こういうかたちだとこんな感じです、みたいなのが選択肢として出るんですが、んー、いやー、やっぱりキビシー、現実的な事業ではやっぱりなかったのかしら、と考えあぐねてたりしてたところが。

 そんな折での、まさかの出逢いその3。2017年・春。
 東方の三博士、ではありませんが、この極東の島国の桂坂の最果ての山裾という辺境の地に、西方から2人のお客様がおいでになりました。
 EMEA。Europe, Middle East and Africaの略。元々はOCLCの中でも欧州をメインに営業しておられた部署らしいのですが、そこが拡大していまや北米以外、アジア・太平洋その他の広域をひっくるめて担当する、とうかがいました。そういうところの結構な方々が紀伊國屋さんと一緒にやってきて、なんだろうと思ってましたら。
 日文研から受け取った目録データを、EMEA(欧州)が一括して登録する、という方法ではどうか。
 というご提案を告げられるのです。

 それまでの考え方としては、うちとこがOCLCの「カタロギングをおこなう参加館」となった上でデータを一括登録する、というものでした。それをやると、なんかOCLCさんって目録1件登録ごとに何ドルとかいう料金がかかるビジネスライクな仕組みらしく、単価(2ドル)かける件数だとそりゃまあキビシー感がでるのも致し方ない。
 でもそうじゃなくて、うちとこは参加館になりません、カタロギング行為はしません、OCLCの欧州のスタッフの方がうちとこのデータを受け取った上でまるごと一括登録します、と。聞いたところによると、OCLCの中でも欧州エリアさんでは、欧州各国でそれぞれ事情が異なるローカルな目録データをOCLC上に上手いことのっける、ということをやるらしく、確かにここ数年、欧州各国の大規模書誌データがWorldCatで検索可能になりました、的な話題はちょいちょい聞くなと思ってたし、どうやら日本・NDLさんのデータもそういうふうにして投入してる、ということらしいです。
 それをセントラルビブリオグラフィックシステムと言うんだ、とかなんとかいうお話もうかがったように思うのですが、こちらの英語力もへっぽこだし、技術的なことはさらにぽんこつなので、正確に理解できてるかどうかは自信薄です。

 ただ、この話を西方からのお客様としてた、その終わり頃に。
 「ていうか、なぜあなた方はわざわざこういうことをがんばってやろうとしてるの?」的なことを尋ねられたので。
 「うちとこは国際的に日本文化を云々なので、積極的に情報を発信することで、海外のユーザを支援するのが、重要なミッションなんだ」的なことを答えました。
 そのときのお2人。
 別にラテンチックに大仰なリアクションをして見せたりということは決してありませんでしたが、ちょっとだけ驚いたような、ちょっとだけ微笑んだような、ちょっとだけ頼もしげ誇らしげな、ふんわりとしたポジティブな表情。

 その顔を見たときに、あ、この事業はたぶん成功するな、と。
 ていうか、成功させなあかんな、と。

 というようなあれこれの想い出をあらためてふりかえってみると、この事業がこんなにもいろんなところから、たくさんの人らに支えられて、そして実現したんだな、ということをしみじみと感じますね。

 付け加えておきます。
 この年の3月のCEAL/NCC@トロントとか、その前の年のEAJRS@ブカレストとか、そういう国際会議的なところでもまた、各国の日本研究者・日本専門司書の人たちにお会いして、具体的なニーズなりクレームなりだとか、目録やILLにまつわる業務の実際のところだとか、そういうフィードバックやアドバイスをたくさんいただきました。そう、そういうフィードバックの類がちゃんと受けとめられてこそ、それがこういう事業のガソリンとしてやる気を起こさせてくれるんだよな、って、やはりあらためて思います。

 第2章で目録、第3章でILLの、それぞれの具体に入ります。

posted by egamiday3 at 12:49| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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