2020年03月29日

非対面授業のための動画作成の経緯・メモ (2020/3/29現在)

●成果物
https://www.youtube.com/watch?v=nCpfjqI0qAQ

●前提
・科目は「図書館情報資源概論」
・受講者はおそらく20-30名程度、2回生が多い。
・通常時の授業はパワポ投影+書画カメラ投影+ホワイトボードを併用。
・通常時の授業形式は、講師が口頭でしゃべる講義、学生の提出物を書画カメラで投影しながらの応答、等。
・なお、前期は上記1科目しかないので、これだけの手間をかける余地があった、ということはメモしておくべき。

●課題
・15回のうちの”少なくとも”2回を非対面でおこなう。

●全体構成の変更の方針
・通常時は2-3回休講・非対面だったため、致命的な影響があるとは思えないものの、構成の組み直しに工夫は必要と思われる。
・通常時の1回目は、「パワポしゃべり」+「ホワイトボードしゃべり多め」+「宿題」で、短時間。これを非対面第1回目として、「パワポしゃべり・さらに短時間」+「宿題」に変更する。補足は対面授業再開時に回す。
・対面授業再開時は、巻きで進行する。(そんな日が来るだろうか…)
・とはいえ、変更するのは構成にとどめ、できれば内容やパワポは変更・再作成したくない。(そこまでの余裕はないよ…

●講義動画にまつわる要件
・講義動画の視聴はスマホがメインと思われるので、そのサイズで表示するのに耐えうるパワポ・資料投影でなければならない。
・講義動画の視聴は長いと飽きるし見てもらえない。(対面講義時に時折実行する”注意向け”の小ネタが効かない)
・オンライン動画視聴に使えるギガが限られている。
・おおかたの受講者向けには短時間で要点をさくっと伝える。
・とはいえ、毎年わりとがっつり聞いてくれる受講者(ガチ勢)もいるので、そういう人たち向けにもある程度応えたい。

●ここまでの感想
・対面式の授業ってなんとリーズナブルで効果的なフォーマットだったのか。

●作成すべきコンテンツの在り方
・動画コンテンツは、しゃべり音声と、パワポ投影がシンクロして、しかもパワポ以外の資料投影や文字書き(ホワイトボード的な)も随時おこないたい。
・動画を見ない/見られない受講者のための、テキスト資料も用意したい。
・非対面である以上、能動的学習に誘導できるように、宿題・課題などのコンテンツが必要。

●動画作成のためのテクニカルな確認
・某京都衣笠大学の、かゆいところに手が届く丁寧でわかりやすい、非対面授業のための支援マニュアルを参考にして、全体の感覚をつかむ。
・以下のようなネットの先人たちの教えや経験を、ひととおり閲読して、取り得る方策の候補をピックアップする。
 参照:https://b.hatena.ne.jp/egamiday2009/LectureRecording/
・候補をそれぞれ試しにちょこっとやってみる。
・候補1:パワポファイルに音声を吹き込む、を試す。→パワポしかダメなので自由度が低い。一時停止が効かない? あと仕上がりの容量が意外と大きい。
・候補2:Zoomのひとり録画。→しゃべり録音+画面共有機能で、パワポ+資料・文字書きがすべて可能。一時停止も可能。スマホ表示に耐える。当面はこれでOKと判断。
・ちなみにリアルタイム&双方向は候補外。(少なくとも本科目のあり方上は)リスクが大きすぎる、構成の工夫でフォローする方が現実的。

●実際の録画手順
・パワポほか投影資料を準備。
・印刷したスライドに、簡単な進行メモを赤ペン書き。(通常の対面時授業だと、すべて頭に入ってるので手ぶらでできるけど、録画は短時間のうえに、取り返しやり直しがきかない、かつリテイクすることも予想されるので、あらかじめ用意しておく)
・録画中は、一時停止と画面共有の切替を多用。パワポ→word、など。
・録画中のパワポは、プレゼンモードではなく編集モードで表示。これにより、ハイライトが簡単にできる、スライド内に随時書き込める、新規スライドをホワイトボードがわりに使う、などの多くの利点があることがわかった。
・しゃべり方はやや巻き気味ではあるものの、しゃべってる内容は通常時の講義とほぼ同じ(短尺用に大幅にカットはしてある)。
・ただし、画面共有の切替に失敗(自分では切り替えたつもりが、zoom外で切り替えただけで、zoom上は切り替えられてなかった、というトラブル)して、2度ほど撮り直しが発生した。さすがにしゃべり疲れる。
・zoomでmp4形式に保存。
・学生がスマホで再生するのになじみがあるように、Youtubeにアップロードする。

●字幕機能について
・Youtubeに字幕編集機能があるのに気づく。
・ていうか、しゃべってる内容が文字起こしされてるじゃないか!と一瞬喜んだが、すぐに、自分の滑舌の悪さからぜんぜん起こされてない現実に打ちひしがれる。
・しゃべりの補足や、いま何をしゃべってるところなのかの”柱題”的なものを、テレビのテロップ的に入力してみる。
・たまにテロップを挿入することで、画面上で動きがないのにずっとしゃべってるという時間帯でも、テロップを出し入れすることでメリハリがつけられる。
・ただし、パワポ本体が画面の下のほうまで使ってあるので、しょっちゅう出すわけにもいかない。このへんは課題。
・なお、スマホで再生すると字幕が白文字であることが判明。パワポも地が白なので、これは、使えないか…。

●Thanks to
・永崎さん
・大阪大学 岩居弘樹さん(https://zoom.les.cmc.osaka-u.ac.jp/
・立命館大学 教育・学修支援センター

posted by egamiday3 at 16:45| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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