●E2175 - 全国の図書館で太宰治資料展:五所川原市立図書館による企画
https://current.ndl.go.jp/e2175
「全国の図書館に展示をお願いできれば太宰治作品に触れてもらえるチャンスが格段に広がる,展示写真を共有すれば次の展示の参考になる(展示の仕方の研修にもなる)」
●CA1958 - 脚本アーカイブズ活動の成果と今後の展望 / 石橋 映里
https://current.ndl.go.jp/ca1958
NDLさんが脚本を受け入れた本当の理由ってなんだったんだろう。
●CA1959 - CHORUSダッシュボード・サービスと千葉大学附属図書館での取り組み / 高橋 菜奈子, 千葉 明子
https://current.ndl.go.jp/ca1959
「出版社ウェブサイトでの無料での論文ファイルの公開というOAの手法」
「CHORUS(Clearinghouse for the Open Research of the United States)は、研究資金を得てなされた研究の成果を、容易かつ永続的に、発見可能、アクセス可能、検証可能とすることを目指して、資金助成機関、出版社、研究者、及び研究機関が研究論文のパブリックアクセスを実現することを支援するイニシアティブ」
「著者によるセルフアーカイビングの拡大にも限界が見える中、今回の実験を通じて、少なくとも短期的にはOA推進の手法として意義がある」
●CA1960 - ハゲタカジャーナル問題 : 大学図書館員の視点から / 千葉 浩之
https://current.ndl.go.jp/ca1960
「こうした出版社がOAを維持するコストを担うとは考えにくく、いつのまにか論文が消える恐れがある。一度論文が消えると、冊子版がないため、消えた論文業績を証明する術がない」
「掲載後にハゲタカジャーナルと公になった場合、OAなのでウェブ検索によって掲載論文や著者の特定は容易であり、査読の不備による研究成果への信用低下は避けられない」
「査読によるチェックが不十分な論文をもとに別の研究が展開される事態は、学術研究全体に悪影響を及ぼす」
「ジェフリー・ビール(Jefrey Beall)によるリスト(いわゆるBeall's List)が公開されており
Directory of Open Access Journals(DOAJ:OA学術誌要覧)(17)には厳しい審査基準を通ったOA学術誌が収録されている」
「高次元の情報リテラシー教育として大学図書館から研究者へ働きかける必要がある」
●CA1961 - 動向レビュー:岐路に立つ査読と、その変化に踏み込むPublons / 松野 渉
https://current.ndl.go.jp/ca1961
「査読者の匿名性が、学術コミュニケーションの世界での近年の特に大きな問題の一つである「ハゲタカジャーナル」をはじめとした詐称査読の問題につながっている」「適切な査読者を確保しにくい」「研究者にとっての査読に対するインセンティブの不足」
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「Publonsは2012年にニュージーランドでスタートした「査読登録サービス」」
「研究者はPublonsを利用して、自身のこれまでの査読歴を管理・可視化することが可能」
「編集者は、研究者が登録した査読歴やコメントを基に、自誌の査読者探しを効率的に実施することが可能」
「Publonsはパートナーである学術出版社から発行された論文誌に関して、論文査読歴と編集委員歴を自動で取得する」
「Publonsは、ScholarOneやEditorial Manager、eJournalPressなどの主要な査読投稿プラットフォームとも連携」
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「佐藤はハゲタカオープンアクセス(OA)対策の文脈から査読登録サービスへのJ-STAGEの対応について言及している。仮にJ-STAGEがPublonsに対応することになれば、国内の研究者コミュニティにおける査読の透明化やその貢献の可視化などについて大きな進展の契機となることは間違いない」
●CA1962 - 動向レビュー:ウェブ上で提供される調べ方案内の展開 ―米国での実践を中心に― / 藤田 千紘
なぜ「パスファインダー」ではなく「調べ方案内」という語を採用したのだろう??
・「ウェブ上の調べ方案内を「自館の資源やコレクションを売り込み、大学内の他機関や地域コミュニティとの結びつきを強めるアウトリーチのツール」として利用する」「学外の人々には存在が知られにくく「隠れた」状態に陥りがちな特別コレクションを見つけやすくする」
・「調べ方案内がウェブ上にあることで、過去とは比較にならないほど広い範囲での協働が可能になったことは言うまでもない」
・「ウェブ上の調べ方案内がそこにかかる費用・労力・時間に見合うほど利用されているか」
パスファインダーや調べ方案内は、”質より量”とまでは言わないにしろ、”こだわり”よりも”可視化”じゃないかな、と思った、アンチ・フェイク、アンチ・ハゲタカ(?)的に。
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