録画公開されました。
https://www.youtube.com/watch?v=ms8-pJ0kiRs
2020-11-04(水) 10:30 - 11:50
大学図書館の検索インターフェースを考える座談会 | 図書館総合展
https://2020.libraryfair.jp/forum/2020/f039
筑波大学図書館さんは、それまでのSummonベースのOPACをブラッシュアップさせたいと考えていたところ、京都府立図書館OPACの速さに注目し、カーリルさんに声をかけた。SummonのようなWSDはどうしてもレスポンスが遅く、かねてより不満の声があったという。カーリルさん側としては学術図書館向けの開発は初めてだったのが、その検討経緯において多くの気付きを得られ、それをぜひ大学図書館業界で共有したい、という熱いぶっこみからこの企画がうまれたという。たぶんそういう物語(ストーリー)。
出演。
吉本龍司 カーリル
松野渉 筑波大学附属図書館
大向一輝 東京大学大学院人文社会系研究科
上野学 ソシオメディア
白石啓 ポップインサイト
後日アーカイブ公開されるかものようです。
通知受けとりたい方はこちら→ https://2020.libraryfair.jp/forum/2020/f039
以下、メモ。
<e>は、egamidayさんのコメント。
・図書館は、外部の提供者からの情報資源を、学内の利用者へ配信する流れの、中間に存在する。そして外部提供者は複数多様である。(←<e>ここもうちょっとちゃんと聞けてなかったけど重要そう)
・学生の検索への要望は、圧倒的に速度。速度によってユーザエクスペリエンスは相当改善される。
・一方、司書が業務上の文献探索でWSDを使用するのは、わりと早めにあきらめがち。
・そもそも、メタデータスキーマが異なるものを雑多にまとめても”確認”にはなりがたい。
・学生の検索行動の例。Googleスカラーで文献を見つける→所属大学図書館で所蔵/アクセスを検索する。学生も学内所蔵/アクセスのためにOPACとして使いがち。(←<e>これは、目的のはっきりしているある程度レベルのユーザの場合だと、おっしゃるとおり)
・いまのOPACはPCで使いやすいがスマホで使いづらく、そのため、OPAC検索するために図書館に行ってPC使う、と言う学生。うー…
・新しいものを作るアプローチとして重要なのは、技術的な新しさというより、「意味的な変化」。例えば任天堂のwiiが、ゲームを一人・個室から、家族・リビングに変えたように。検索システムの模索ではなく、検索とは何かの模索。(上野さん)
・「NDL情報探索サービス」という提供側目線の名前だったのを、「ユーザが一元的に検索したい」という意味合いで「国立国会図書館サーチ」にしたという話。(上野さん)
・(これも上野さん)いまのGoogle検索のような何か入れて何か出てくるのを期待、というのは検索というよりは「レコメンド」である、と。「3分22秒」→「4分33秒」。(大向さん)レファレンスだ、と。
・ユーザの検索行動を知るの例。ユーザにつぶやきながら検索してもらう。なるほど。
・謎のボタンをなくす時の知見、という話。追加した機能は減らせない(「使ってたのに」と言われる)ので、追加は慎重に。要求をそのまま反映するのではなく、その背後にある原理を見極めるのが必要。これこれがほしいと言われてそれをそのまま作ってもその実使われないことが多い。それはどうしてかを考えないと、と。それはおっしゃる通り。
以下、<e>のメモ。
・職員や学生にとても丁寧にヒアリングしている様子がよくわかる語りだった。
・ディスカバリーシステムが実現してくれるのはどちらかといえばセレンディピティに近いのでは。情報探索の目的がはっきりしている人ほどもどかしいのではないか。
・一方で、レコメンドとしての検索、あるいはレファレンスとしての検索なら、それこそWSDが適しているという気がする。まあそのくらいのことはWSD素人のegamidayさんが思うまでもなく既出なんでしょうが…。
・というわけで、あたしがWSDを使いたいと思うとしたら、既存のデータベース類を個々に自力であれこれ試して、手詰まりになってきたときにワラをもつかむ感じで、だなあと。
・あと気になったのは、職員に要望出させたら次に出るのは、貸出予約ILL情報等の図書館システムとの連動になるけど、そこをどう考えたか。それと、海外英語文献を中心に使う院生以上研究者教員というユーザ層が、今日言われた学生層と同じように感じているのかどうか、あたり。
新しいものを作るときの考え方については、とてもおっしゃるとおりで、まあだからこういうのは調達時期が来ちゃう前の余裕があるときに検討しないとですね。(はっ、うちとこは今がその時期だ…)
なお、上記メモで赤字にしまくったあたりの、上野学さん(ソシオメディア)の話がよくわかる&大事な話が多くて、ご著書拝読したいと思いました。(自分に理解できるかはともかく)
↓これかな。
https://www.sociomedia.co.jp/10046

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